手作りベンチで弁当ぱくっ 親子が「木育」体験
藤沢少年の森(打戻)で15日、伐採した樹木でベンチを作る催しが行われた。(公財)藤沢市みらい創造財団とウッドコンシェルジュ三代目合同会社(大鋸)の共催。
同社の佐々木友路代表は「薪からガスを使うようになるなど、日常生活の中で”木離れ”が進んでいる」といい、木に触れる楽しさや未来の森を守る大切さを児童生徒に伝える「木育」事業を展開している。
佐々木代表ら協力の下、昨年5月に直径25cmほどある杉をのこぎりで切った子どもたち。2回目のイベントとなった当日は、近隣の親子11組が参加し、伐採した木でベンチを組み立て、丁寧にやすりをかけた。その後は完成したベンチに腰掛け、木箱に入った肉屋喜平(藤沢)のガパオライスを皆で食べた。
小学2年、4年の子どもと共に木育を体験した40代男性(亀井野在住)は「こんなに自然を満喫する経験はなかなかできない。究極の地産地消」と贅沢な時を満喫した。