まるでタコ足のマフラー 夢が叶ったタコ作家が歓喜の投稿
「夢が叶いました!」。X(Twitter)で喜びを爆発させたのは、本物のタコを型取りしてアクセサリーを作っているタコナクションさん。
その夢とはタコに巻きつかれること。投稿されたタコの足がマフラーのように首に巻かれている写真はもの凄くインパクトがあり、驚かされます。でも、涼しそうでアリかも。
首に巻いているタコは北海道産ミズダコで、足の全長は約90cm。一番大きな吸盤の直径は3cmあるそうで、「美しい」と造形美に感動しています。タコナクションさんのタコ愛が伝わってきますね。
写真を見た人からも「素敵です」「欲しい」と意外……と言ったら失礼かもしれませんが、タコナクションさんの気持ちに共感する意見が多い模様。コメント欄が多幸感に包まれています。
■ ボタンやブローチに生まれ変わる?
―― タコの魅力を教えてください。
ほかの生き物にはない個性的な器官である「吸盤」や、タコらしい造形美に虜になっています。タコって概念を捨ててその造形に着目すると美しい現代彫刻のように見えてくる。固定概念なく違った角度や広い視野で物事を見てほしいという願いも作品に込めています。
―― たしかに最初は驚きましたが、徐々に巻いてみたくなりました。そもそも、このタコはどのようにして手に入れたのでしょうか?
7月20日に東京でイベント出展した際に、千駄木にあるタコ料理専門店「三忠」さんに行きました。そこでタコ作家であることを伝えて挨拶をしたら、「山口の方にはミズダコいないでしょ?型取り用に送るよ!」とご厚意でいただきました。
―― 粋なプレゼントですね。優しい方だなぁ。
私がミズダコ吸盤をニヤニヤしながら眺めていたのが気になったそうです(笑)。創作意欲が湧くようにと腕1本分の吸盤がつながったまま送っていただいたのでそのまま巻いてみました。
―― タコの足を実際に首に巻いた感想は?
ひんやりとした感触でした。首に巻く冷感のネッククーラーのような。タコだけにとても多幸な気持ちになりました(笑)。
―― このタコの足は、その後どのようにする予定でしょうか?
型取りをして吸盤のボタンやブローチに仕上げたいと考えています。吸盤の直径が3cmもあるので存在感のある作品になりそうです。
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直径3cmの吸盤のブローチやボタン……「付けてみたい!」。筆者も徐々にタコの沼にハマってきたかもしれません。マフラーのようになっている全長90cmのタコの足が、どのようなアクセサリーに生まれ変わるのか完成が楽しみです。
<記事化協力>
タコナクションさん(@takonaction_)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024080301.html