【呪術廻戦】最終回第271話の考察まとめ|最終30巻の書き下ろしのエピローグも【ネタバレ注意】
この記事では、『呪術廻戦』の最終回第271話を考察しています。最終30巻で書き下ろされたエピローグについてもまとめています。
この記事には、呪術廻戦の単行本最新巻までの多大なるネタバレが含まれるのでご注意ください。
最終回第271話について
2018年より連載がスタートし、2024年9月に物語が完結した「呪術廻戦」。その「呪術廻戦」が2024年12月25日に29巻と30巻が同時発売されました。
そして、この記事では「呪術廻戦」の最終回についてを解説・考察します。腑に落ちなかった箇所、残された謎、書き下ろしのエピローグまで考察していきます。
書き下ろしのエピローグが収録
最終巻である30巻では、16ページに渡る書き下ろしのエピローグが収録されています。
「小沢優子」、「パンダ」、「釘崎野薔薇」、「裏梅」の4人のエピソードが描かれており、最終回後の話もあれば、過去回想もあります。
あのキャラの子孫やあのキャラの親族、宿儺と裏梅の過去など、上記4人のキャラを少し深堀りしているので、ぜひ読んでみてください。
最終回第271話の考察
百葉箱の意味
危険性がもう孕んでいないと思われる「宿儺の指」が百葉箱に収められ、呪術廻戦の物語は幕を閉じます。
百葉箱に収められているのは、第1話と同じであり、「廻る呪い」というタイトルの「呪術廻戦」とかけているのもあると思われます。
廻る呪いに…!!!
出典: 呪術廻戦30巻第267話人外魔境新宿決戦㊳
しかし、百葉箱の意味はそれだけではないと思われます。
百葉箱は直射日光が温度計に当たらないよう、扉が北半球では北向きに、南半球では南向きにつけられています。最後に映された百葉箱は日本の百葉箱だと思われるので、「北向き」に扉がついており、少しだけ扉が開いています。
新しい自分になりたいなら北へ。昔の自分に戻りたいなら南へ行きなさい。
出典: 呪術廻戦26巻第236話南へ
これは五条悟が死んでしまった際の空港内で「冥冥」が言ったセリフです。
つまり、この百葉箱は宿儺が「呪いの王」ではなく、違う新しい自分になることを示唆しているのではないかと考えられます。
宿儺は最終回で、『”生き方を変えてみるのもいいかもしれない”』と言い、裏梅と思しき少女とともに闇の中で奥へと進んでいきました。現代の呪術師たちに負けてしまった宿儺は、世界に「呪い」がある限り「呪いの王」でいなければいけないという、「廻る呪い」から解放されたのかもしれません。
宿儺の2度のきっかけについて
最終回に宿儺は、「違う生き方を選ぶことができたきっかけは2度あった」と言っていました。
このシーンは2人の謎の人物が後ろ姿が描かれており、そのうち1人は白い髪の幼い人物で、エピローグ内の話も踏まえると裏梅だと思われます。
しかし、もう1人の女性は何者なのかは不明のままです。黒髪の巫女装束の女性というだけの情報しかないですが、おそらく過去の人物ではないかという予想しかできません。
宿儺に違う生き方を選ばせるほどの影響をもたらす可能性があった人物なので、宿儺にとって大切な存在なのは事実です。
有力な人物として、詳細不明の宿儺の母親もしくは、宿儺と何か繋がりがありそうと示唆されていた天元が挙げられます。これらは私たち読者が知りうる人物なので、全然知らない登場していない人物の可能性もまだあるので、まだまだ不明のままです。
五条悟という存在
最強の呪術師だった五条悟ですが、宿儺によって殺されてしまった後、これがこうだった復活するんじゃないかとさまざまな考察がされていました。この考察には復活してほしいという願いも込められていたのだと思います。
しかし、結局のところ「呪術廻戦」が完結しても五条は復活しませんでした。さらに最終回でも回想にて、『”もう五条悟とかどーでもよくない?”』と本人が言っています。
これはたった1人の親友だった夏油傑と袂を分かった時点から、特にそのように思っていったのだと思われます。
2人で最強だった五条と夏油。しかし、2人ではなく1人になってしまい、「自分は1人でも最強かもしれないが、その力で世界を変えることはできない」と思っていたと思われます。
上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。でもそれじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない。
そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね。だから僕は教育を選んだんだ。強く聡い仲間を育てることを。出典: 呪術廻戦2巻11話
『”強く聡い仲間を育てること”』。虎杖たちを育てることを選び、未来をより良くするためには育てること、自分がいない世界のことだと認識していたのかもしれません。
『”僕とは違う強さを持つ人間がいたほうがいい”』とも言っており、このことから五条は「過去の人物」で「個の力」であり、虎杖たちの「未来に進むこと」と「仲間の力」という対比を表しているのでしょう。
だからこそ、自分のことをどうでもいいと語ったのだと思われます。虎杖や乙骨とは違う、自己犠牲的な精神が根底にあったのかもしれません。
回収されなかった謎や伏線
最終回を迎え、完結した呪術廻戦ですが、回収されないままの伏線や謎が結構な数あります。
未回収の謎一覧
虎杖悠仁の領域展開の名称や詳細
虎杖の両親
宿儺の過去
宿儺と裏梅の詳細な関係
宿儺と天元の関係
宿儺と堕天
播磨の術師の正体
1級術師の宇佐美の正体
もう1人の内通者
総監部データベース
などなど、上記の謎は大きな謎であり、細かな謎も含めるとまだまだ存在しています。
筆者含め、読者が特に気になっている謎は「宿儺の過去」を含めた宿儺についての色々だと思います。この辺りの謎はスピンオフなどで描かれるかもしれません。
他に「虎杖の領域展開の詳細」や「宇佐美の正体」、「播磨の術師」などはファンブックがもし発売されるのなら補完されるかもしれません。
続編やスピンオフの可能性も?
続編やスピンオフが描かれる可能性はあると思われます。
虎杖悠仁という主人公の「呪術廻戦」は完結しましたが、別のキャラが主人公となり、「呪術廻戦」が続編やスピンオフとして制作されてもおかしくありません。上記の謎でも述べた、宿儺や羂索にフィーチャーしたスピンオフのような漫画が描かれる可能性もあります。
それだけでなく、本編の何十年、何百年後の未来や「呪い」というモノは存在し続けるからこそ、続きを描く余地はまだまだあります。
ジェンプフェスタでのコメント
さらに、2024年12月21日に開催された「ジェンプフェスタ2025」の「呪術廻戦ステージ」において、原作者の「芥見下々」先生のコメントが寄せられていました。
このコメントには、ファンやアニメの制作への感謝が綴られていましたが、最後に『”次の挑戦の準備をしつつ、恩返しをしていくつもりです。”』とおっしゃられていました。
芥見先生の言う『次の挑戦』とは何か、「呪術廻戦」の続編やスピンオフなのか、全く新しい新作の漫画なのか…。
まとめ
ついに2018年から2024年、約6年半の連載に幕を下ろした「呪術廻戦」。
芥見先生には一旦お休みしていただいて、また漫画が描けるようになったら、呪術廻戦の続編やスピンオフでも、全く新しい漫画でも連載していただきたいですね。次の作品を期待しています。
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