猫上級者がやっている『猫をMAX喜ばせる方法』3選 飼い主レベルをあげたいならマネしたいワザ
1.猫の好みをデータから分析!
猫は飼い主が与えてくれるものを、受け取るしか選択肢がありませんが、本当の意味で愛猫を満足させるには、何を好み、喜ぶのかを正確に理解することが重要です。毎日の食事をはじめ、おもちゃの種類やベッドの材質、色や形状まで、愛猫の本当の好みを知りましょう。
ウエットフードやカリカリのドライフードだけでなく、特定のフレーバーを好む猫もいますね。また、おもちゃについても、好みの遊び方は千差万別。自動で動くおもちゃが好きな猫もいれば、カサカサ音がするものに興奮する猫もいます。
愛猫の嗜好を理解するポイントは、観察とデータによる可視化であり、具体的にはノートなどで観察記録を管理することが効果的です。
定期的に異なるタイプの違うものを試し、反応を記録することで「いつもまぐろフレーバーを与えていたけど、本当はかつおが好きみたい」とか「猫じゃらしを振っていたけど、蹴りぐるみの方が反応はいい」などの傾向が見えてきます。
愛猫の好みを正しく理解して、それに合わせてあげることで、猫の満足度は確実に向上するでしょう。
2.幸福度を高める日課の設計
猫の生活は、決まったリズムで繰り返されていますが、猫の感覚は人間の使う24時間365日の時間軸とは異なります。一年に一度のプレゼントよりも、毎日のルーティンに「うれしいこと」や「楽しいこと」を組み込むことで、幸せな毎日にしてあげることができます。
起きた直後の猫は甘えたい時間帯。この時間を活用して、なでたりマッサージしたりして一緒に過ごしてあげましょう。猫の寝起きのタイミングであれば、いつでも大丈夫。お昼寝のあとでもOKです。ぼんやりとリラックスしているときにそばにいることで、精神的なつながりを強められます。
また、夕方は一日の中でも活発な時間です。猫が活動的になったタイミングで遊び相手になってあげることで、心身ともに欲求を満たすことができます。特に若い猫は、運動量の多い遊びをするとよいでしょう。
もちろん、適度なおやつも楽しみのひとつ。パズルフィーダーなどを使って猫が自ら獲得できるようにすると楽しさも倍増します。これらの習慣は、猫の本能的な感覚と密接に関係しているため、猫は飼い主さんと過ごすことが最高に嬉しい時間となるのです。
3.猫が困ったときに頼れる信頼を築く
猫は自立心の強いしっかり者だと思われがちですが、実際は飼い主とのつながりをとても大切にしています。特に不安や緊張を感じる場面では、信頼できる飼い主が心の拠り所になります。
動物病院での診察や見知らぬ人の訪問時、人見知りの猫にとっては、一刻も早くストレスフルな緊張状態を脱したい状況です。身を固くして、人を寄せ付けようとしないかもしれません。
このときの猫は、撫でられることを好みませんが、安心できる人には近くにいてほしいのです。落ちついた態度で猫に寄り添い、いつも通りの声をかけて安心感を与えることで、猫は「この状況は大丈夫そう」とすこしだけ安心するのです。
猫の頼れる存在になるには、毎日よく話しかけて自分の声を「安心の音」として猫に覚えてもらうこと、日頃から一貫した対応を心がけること、そしていつも猫に気を配ってあげることです。
困ったときに、正義のヒーローのようにさっと現れる飼い主なら、猫は飼い主と一緒にいる喜びを感じるようになるのです。
まとめ
自分の気持ちに正直で、忖度のない猫を心の底から喜ばせるには、取ってつけたようなゴマすり行動ではなく、飼い主さん自身が愛猫を「観察する目」と「寄り添う心」が必要不可欠です。
食事やおもちゃなどの好みを知り、生活リズムに合わせた習慣をつくり、不安なときには頼れる存在になること。
これらの行動は、一見とても基本的なことに思えますが、猫の立場に立って考えながら実践することで確実に愛猫の気持ちは変化していくでしょう。
何より大切なのは、猫と過ごす時間の「質」を上げることです。与えすぎでもなく、放任でもない。猫の気持ちに寄り添った適切なケアこそが、あなたの猫をMAX喜ばせられる方法です。