トラブルの解決方法は“殺し”と“暴力”だけ!誰一人信用できない裏社会で生き残ることはできるのか『モブランド』特別映像
「ヴェノム」シリーズで知られるトム・ハーディ主演、『シャーロック・ホームズ』(09)や実写版『アラジン』(19)を手掛けたガイ・リッチーを監督に迎えたクライムサスペンスドラマ『モブランド』が、2025年にParamount+にて独占配信される。このたび、本作の舞台である“クズ”と“ワル”だらけが蔓延る裏社会を映し出した場面写真と特別映像が解禁となった。
犯罪組織に仕える“最強のフィクサー”ハリーの物語
本作は、アメリカでの配信開始から最初の7日間で視聴者数880万人を記録。配信初日と比較すると視聴者数は4倍までに増加し、この記録はグローバルシリーズ作品としてはParamount+史上最大の数字であり、かつてないクライムサスペンスが全世界を夢中にさせている。
イギリスのロンドンを舞台に、莫大な富と権力が渦巻く“裏社会”を牛耳る犯罪一家ハリガン家に忠誠を誓う“最強のフィクサー(もみ消し屋)”ハリーの物語。場面写真と特別映像では、苛烈な運命に翻弄されるハリーと、彼を取り巻く悪人だらけの色濃いキャラクターたちが映し出される。
拳銃を構え、鋭い眼光でターゲットを狙うハリーは、ボスの指令に従いファミリーに忠誠を欠いた裏切り者や、ボスの玉座を虎視眈々と狙う反乱分子をあらゆる手段をもって見つけ出し、人知れずに淡々と片づけていく。ファミリーのために“殺し”と“能力”で汚れ仕事をこなしていくミステリアスなハリーについて主演のトム・ハーディーは、「タフなキャラクターとは逆の方向をいく人物を求めていた。ハリーは感情を抑え、目立たずに、権力の中枢まで静かに入り込んでいける人物だよ。僕はキャラクターに予測不能さを持たせるのが好きなんだ」と語り、映像だけでは予想できないハリーの一面があることを告白。
凄腕のハリーが忠誠を誓うのは、犯罪組織の主コンラッド・ハリガンだ。銃口と共に“死”か“忠誠”という究極の2択を何者かに突きつける様子からは、世界を牛耳る犯罪組織のボスらしい残虐性が垣間見える。「007」シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役として知られ、本作でコンラッドを演じたピアース・ブロスナンは、「人々は私をジェームズ・ボンドとして認識しています。それは決して消えることはないが、それでもいいんです。私はこれまで長いキャリアを積んできましたし、常に仕事を楽しむことを両立させてきました。そうすると、コンラッドのような贈り物ともいえる役が舞い込むこともあるんです」と語る。
そんなコンラッドの妻で“裏社会の切れ者”メイヴ・ハリガンも劇中屈指のくせ者。コンラッドと共にファミリーの行く末を話し合い不敵な笑みを浮かべる姿からは、悪事をもって財と権力を積み上げてきたことを伺わせる。『クィーン』(07)で「第79回アカデミー賞」主演女優賞と「第64回ゴールデングローブ賞」主演女優賞をW受賞したメイヴ役のヘレン・ミレンは、「メイヴは深い野心と冷酷さを持ち、悪い人間を描いた作品に登場する悪役です。そんなキャラクターを本当に面白くするのは、その力ではなく、その弱さなんです」と意味深に語り、ファミリーの実権者として陰から支配する彼女が見せる表情にも注目が集まる。
コンラッドとメイヴが治めるハリガン家は誰一人近寄せない強大な権力を持っていたが、莫大な富と権力を狙う者によって、その絶対的な立場が徐々に崩れ始めていき、ファミリーの命運はハリーの手に託されることに—。くせ者だらけで誰一人信用できない裏社会で暗躍するハリーは、欲望が渦巻く抗争の果てに生き残ることができるのか—?
『モブランド』は2025年にParamount+にて独占配信予定