【老舗会計事務所の新たな一手】コスト削減から売上拡大までを一気通貫でサポート、すべての経営者の挑戦を後押しする五十嵐経理事務所(新潟市中央区)
五十嵐経理事務所
五十嵐経理事務所(新潟市中央区)は、1955年創業の地域密着型会計事務所だ。2025年には創業70周年を迎え、現在でも所員30名で550以上のクライアントを支援している実績を誇る。
同事務所が有する多様な専門家チーム・ネットワークを活かし、地域経済の活性化に取り組む姿勢が注目されている。
今回のインタビューでは、五十嵐経理事務所でクライアントの資金調達とマーケティング支援に取り組む、行政書士の大竹崇仁(おおたけ たかひと)氏に、このサービスの詳細や事務所の取り組みについて話を伺った。
五十嵐経理事務所/行政書士大竹崇仁事務所 行政書士 大竹崇仁(おおたけ たかひと)氏
経営者の悩みに伴走し、課題解決を実現する一気通貫型支援の提供
キャッシュフローと経営効率の改善から売上拡大までをトータルで支援する独自サービス
一気通貫型支援は、五十嵐経理事務所が提供するサービスの特徴だ。通常の会計事務所が財務改善や税務申告に特化するのに対し、同事務所は財務分析を起点に、売上拡大やマーケティング戦略の実行まで一貫してサポートしている。
大竹氏は次のように語る。
「私たちの役割は、ただコスト削減を提案するのではなく、質を担保しながら改善し、クライアントの成長に繋げることです。キャッシュフローと経営効率の改善から資金を捻出し、どのように再投資すれば売上が伸びるのか具体策を提案し、実現に向けて伴走します。」
支援プロセスは次の通りだ。
1.財務分析
クライアントの決算書やキャッシュフローから深堀し、経営課題を特定
2.固定費等の削減
保険料、通信費、外注費などの販管費や保有資産、融資状況などを見直し、最適な改善プランを提案
3.再投資計画
浮いた資金をマーケティング・プロモーション施策などに充てる再投資計画を設計
4.売上拡大支援
ブランディングや新商品の開発支援、広告運用の最適化などを外部専門家と連携して実施
宮腰力税理士による専門的な会計・税務サポート
五十嵐経理事務所/税理士 宮腰力(みやこし ちから)氏
一気通貫型支援のもう一つの柱は、税理士である宮腰力(みやこし ちから)氏による会計・税務面からの強力なサポートだ。
大竹氏と共にこのサービスの中心となって担当する宮腰氏は、財務データの精緻な分析と戦略的な資金調達を得意とし、削減された資金を効率的に再投資するための基盤を整える役割を担っている。
「宮腰のサポートがあることで、より大胆な提案ができるようになります。例えば、税制優遇を活用した設備投資や、補助金申請の支援など、専門知識が必要な場面で大きな力を発揮してくれます。」(大竹氏)
営業利益が前年比150%に!寿司店で実現した劇的な改善事例
五十嵐経理事務所の成果を象徴する事例が、新潟市中央区古町の高級寿司店だ。この店はコロナの影響で業績が著しく悪化したにも関わらず、必要以上のコストが多く発生していた。経営がとても苦しい状況から五十嵐経理事務所の関与がスタートした。
この高級寿司店は、五十嵐事務所の関与により、月額平均58.2万円の支出削減を実現した。そこで捻出した資金の一部をプロモーションや経営資源に再投資。結果、売上は前年比110%、営業利益は150%に改善した。
「削減額の中から成果報酬をいただく形なので、クライアントにとってリスクが少ない点も好評です。クライアントが努力なさったからこそではありますが、こうした成功例は他の方にもご参考いただけると思いますし、本スキームには事業者様が展開したい様々なサービスと連携できる応用性もあると思います」(大竹氏)
若手中心の職場環境と最新テクノロジーで広がる支援の幅
五十嵐経理事務所は、若手スタッフが中心となり、活気ある職場環境と先進的な取り組みを両立している点が特徴だ。平均年齢30代のスタッフたちは、それぞれの専門性を活かしながら、柔軟でスピード感のある支援を提供している。
近年では、リモートワーク環境の整備を進め、首都圏に在住するスタッフがオンラインでサポートを行うなど、地域にいながら全国規模での連携が可能な体制を構築している。
さらに、事務所全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI利活用にも積極的に取り組んでいる。例えば、AIを活用した会議運営の効率化やマーケティング支援、クラウドツールを活用したバックオフィス業務の効率化支援は、多くの企業から好評を得ている。宮腰力税理士を中心としたデータ分析チームが、企業の財務状況をより深く可視化することで、精度の高い提案と具体的なアクションプランを提示している。
「DXやAIのを導入によって、私たち自身の業務効率化だけでなく、クライアント先にも最新の技術を届けることができます。これが、企業の成長と地域経済の活性化に繋がると確信しています」と大竹氏は語る。
これらの取り組みにより、五十嵐経理事務所は、新潟の中小企業に最新の技術とノウハウを届ける「イノベーションの橋渡し役」としての役割を果たしている。
「ほとんどの事業者様でキャッシュフローと経営効率を改善することができる。そこでできた原資を基に、最適な再投資計画を提案し、さらに伴走支援までできるのが我々の強み」と話す大竹氏
地域の未来を切り拓く事務所のビジョン
五十嵐経理事務所のスローガン「組織の力を社会の力に」には、企業の成長を地域全体の発展へと繋げたいという思いが込められている。大竹氏はこう語る。
「企業は利益追求だけでなく、地域を豊かにする原動力でもあります。その力を引き出し、さらに強化することが私たちの使命です。」
2025年に創業70周年を迎える同事務所は、これまで培った知識やネットワークを活かし、地域経済を支える基盤としてDXやAI活用の支援を強化。効率化を促進し、企業が本来注力すべき業務に集中できる環境づくりを進めている。
「『組織の力を社会の力に』という理念を軸に、地域とともに未来を切り拓きたい」と大竹氏は締めくくった。
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「地域経済を支える伴走者」「困った時の駆け込み寺」としてこれからも
五十嵐経理事務所は、単なる会計事務所の枠を超え、経営者の「伴走者」として新潟の中小企業に寄り添い続けている。無駄を削減するだけでなく、浮いた資金を成長戦略に活かし、売上や利益を最大化するための具体的な施策を提案する一気通貫型支援は、多くの経営者にとって心強い味方だ。
顧客や金融機関からは「困ったときの駆け込み寺」として厚い信頼を寄せられ、課題解決力と実行力で高い評価を得ている。その姿勢は、地域企業の成長を支えるだけでなく、地域全体の活性化にも貢献している。
2025年に創業70周年を迎える同事務所は、次なる目標として「100年企業」を掲げている。その挑戦は、単なる事務所の発展にとどまらず、地域社会をより豊かにするための希望の光でもある。これからも五十嵐経理事務所の活躍に大いに期待したい。
(インタビュー・文 中林憲司)
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