スマートにお誘いを断るには何て言う?【好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術】
スマートに断る
×:ごめんなさい
︎:せっかくのお誘いですがご協力することができません
言いかえPOINT
「ごめんなさい」や「すみません」では、断りの意思が明確に伝わりません。「せっかくのお誘いですが」「大変心苦しいのですが」「願ってもないお話ですが」「不本意ながら」などのクッション言葉を添えつつ「できません」と明確に伝えましょう。ちなみに「誠に遺憾ですが」という少し硬めのフレーズもあります。
×:それはできません
︎:ご希望に添えず申し訳ございません
言いかえPOINT
「できません」と一方的に断るのは、スマートではありません。声をかけてくれたことへの敬意と感謝の気持ちを込めて「ご希望に添えず申し訳ございません」と丁寧に返しましょう。内容に応じて「ご辞退(ご遠慮)させていただきます」「私の力不足でございます」などの表現も使い分けましょう。
×:できればやりたいのですが
︎:都合がつかず申し訳ございません
言いかえPOINT
断りづらいときに、うっかり「できればやりたい」「本当はやりたいんだけど…」などと言ってしまうと、「やりたいならやってよ!」と詰め寄られる恐れがあります。もちろん、「できません」ではストレートすぎます。相手の気持ちを踏みにじらないよう、誠意をもって丁寧かつシンプルに断りましょう。
×:お受けできかねます
︎:誠に残念ですがお受けいたしかねます
言いかえPOINT
「かねる」は「~することが難しい」「できない」という意味です。つまり、「でき+かねます」は意味が重なった不自然な言い回し。「~しかねます」というのが正しい表現です。この「~しかねます」は比較的やわらかい表現なので、きっぱりと断るのがためらわれる場面でも使用しやすいはずです。
×:それは厳しいです
︎:あいにく○○できません
言いかえPOINT
「厳しいです」は、「できません」という断りの言葉を使うのが心苦しいときに使われがちです。しかし、意図が伝わりにくく、誤解の原因にもなりかねません。「できません」という言葉に「あいにく」「残念ながら」などのクッション言葉を添えれば、残念な気持ちをにじませることができるため角が立ちません。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗