区内NPO法人 活動「貢献大」と県が表彰 実績、他の模範と評価
神奈川県は、地域社会への貢献度が高く、他のモデルとなる団体を「ボランタリー活動奨励賞」として表彰。3月12日に2024年度の受賞5団体を発表、都筑区のNPO法人シェアリングケアリングカルチャー(三坂慶子代表理事)が受賞団体の1つに選ばれた。
同賞は、神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会(中島智人会長)の審査を経て、受賞団体が決定。三坂代表は「とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱい」と喜んだ。
同団体は、14年から横浜市北部地域に住む日本語が苦手な外国出身者の子育て支援や居場所づくり、地域の子育て情報を英語と平易な日本語でまとめた冊子の制作、外国出身者を講師とした子ども多文化交流事業などを行っている。
審査会は、同団体が行政の手が行き届いていなかった日本で子育てをする外国出身者に対し、さまざまな方策で支援を行っている点を高く評価。また外国出身者を「支援される側」とせず、子育てをする仲間とし、活動の担い手としている点などが他の団体のモデルになるとした。
今後について三坂さんは「外国出身者の地域参画や行政、自治体、NPO、企業との協働を大切に、社会を変えるNPOとしての使命を果たしていきたい」と決意を語った。