「高倉窯」鈴木さん陶展 7月1日から伊賀市で
三重県伊賀市東高倉へ移り住み、「高倉窯」を開いて間もなく10年。陶芸家の鈴木大弓さん(43)の陶展が、7月1から8日まで同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。
仙台市出身で、中央大の陶芸サークルで焼物の世界に触れ、卒業後は韓国での修業を経て甲賀市信楽町の製陶所に勤務。2009年に独立し、新たな環境を求めて16年に現在地へ移った。年4、5回ほど首都圏の百貨店やギャラリーで個展を開く他、伊賀でもグループ展に参加してきた。
伊賀での個展は3年ぶり2回目で、「自己紹介的な場になれば」と臨んだ22年の個展は「歴史や文化などに詳しい地元の方々に出会い、驚かされたことが記憶に残った」そう。自身の専門だけでなく、絵画、ガラス、金属など、幅広い分野の工芸に触れ、新たな発見や刺激を得ることが日々の創作の原動力になっているという。
今回は普段使いの食器を中心に100点ほどを準備しているといい、「例えば器など、普段使っているものを変えるだけで気持ちや生活が変わる。新しい発見をしに足を運んでもらえたら」と来場を呼び掛けていた。
時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。
問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。