話題のエギを使ったエギングでコウイカ2発【熊本】動かさなくても釣れるエギだった?
「秋の新子シーズン」到来の投稿がInstagramで多くアップされており、アングラーとしては見過ごせない状況です。そこで、気になって仕方ないエギを携えて釣行してみようとエギングを計画しました。今回は、エギ縛りを課した釣行の様子をご紹介します。
上天草の堤防でエギング
秋の新子シーズンが本格化し、上天草の各ポイントでもエギングでの釣果がにわかに盛り上がりを見せています。Instagramでも釣果報告が相次ぎ、現場は新しいエギの試しどきといった雰囲気です。
そんななか筆者が気になって仕方なかったのが、独特の形状と漁師スタイルのフォルムで注目を集める「餌木匠・勇美」。果たしてこのエギは、夜と日中の両シーンでどのような仕事をしてくれるのか。期待を胸に、上天草の堤防へと向かいました。
餌木匠・勇美を使用
伝統的な餌木の形をした、漁師スタイルのフォルムで人気の餌木匠・勇美を選択しました。
カラーバリエーション
筆者の通う上天草のフィールドで有望なカラーは萌・藍・丹とし、サイズは2.5号~3.5号を使用しました。
フィールド
「数が出ている」との情報を得たため、釣果が期待できる上天草一帯の堤防へ向かいました。
タックル
・ロッド:跳躍 八尺
・リール:12’レアニウム2500S
・ライン:PE 0.4号
・リーダー:フロロカーボン1.7号
落ちパクでコウイカ登場
ナイトエギングのため、ボトムは取らず水深5m程度と想定し、カウントを刻んで任意のレンジを探っていきます。キャストして間もないフォール中に違和感が伝わりました。ツッと引っ張られるような感覚です。
狙っているレンジではありませんでしたが、反射的にアワセを入れるとヒット。どうやら落ちパクだったようで、イカの手応えが伝わり、釣れた実感が湧いてきました。どうも調子のよい日にフィールドインできたようです。
コウイカがヒット
浮いてきたのは狙いのターゲットではありませんでしたが、筆者には嬉しいゲストのコウイカ。エギの噛まれ方が強烈で、このエギの食わせ能力の高さを感じました。非常に高いポテンシャルを持つ餌木だと思います。
デイエギングへ突入
続いてデイエギングです。筆者は最近、ボトムを取らないエギングに切り替えているため、日中もカウントを刻んで探ります。水深10mの深場で、エギの沈下速度が1m3.8秒なので、35カウントで勝負します。
日中のアクション
激しいシャクリはせず、ゆっくり3回シャクってテンションフォール。フリーフォールでもよいのですが、この日は風があったため、ややテンションを張りながらアタリを待ちました。
コウイカを追加
ティップがトントントンと3回揺れました。明確なアタリです。アワセを入れるとヒット。再びコウイカでしたが、良型で嬉しい一杯。筆者はアオリイカよりコウイカの方が食味に好みがあるため、非常に嬉しい2杯目となりました。
動かさなくても釣れる餌木
伝統的な形状を持つエギで、フォールスピードも筆者好み。さらに、筆者はあまりエギを大きく動かすタイプではないため、その腕前をカバーしてくれる頼れる存在でした。
派手に動くタイプのエギではないため、ダートを求めるアングラーにはおとなしい印象かもしれませんが、変化をつけたい時や、反応がない状況を打開する武器として効果を発揮しそうです。移動を決断する前に、一度試してみる価値のあるエギだと感じました。
<松永一幸/TSURINEWSライター>