新三和商店街(サンロード)の“下”に注目!貴重なものが日常に溶け込んでいました 尼崎市
阪神尼崎駅や出屋敷駅近くには、一番長い『尼崎中央商店街』のほかにも『三和本通商店街』『新三和商店街(サンロード)』など個性豊かな商店街が隣接しています。今回筆者はすこしレトロな「新三和商店街(サンロード)」の“下”に注目して歩いてみると貴重なものを発見したのでレポートしたいと思います。
「新三和商店街(サンロード)」は、三和本通商店街の西側に並行する南北の通りで、出入口がいくつかありますが一番南側のゲートは阪神出屋敷駅から徒歩約6分の所にあります。
昭和20年代~40年代頃には、近隣市からも買い物客が押し寄せたという同商店街ですが、今は開いているお店はちらほらしかありません。しかし、入り口からとことこ歩いていくと交差点の路面に何やら茶色い四角いものがたくさん並んでいるのを発見!
なんだろうと近づいてよく見てみると有名人の「手形」ではありませんか。こちらは女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」さんの手形で「どやさ」と叫ぶギャグで一世をふうびされましたよね。
こちらも漫才コンビ「やすしきよし」の横山やすし・西川きよしさんの「手形」です。調べてみるとこれらは、1982年に同商店街のアーケードをリニューアルするときの話題づくりにと、当時の阪神タイガースや阪急ブレーブスなどのプロ野球選手、関西で活躍する芸能人ら、48人の「手形」を埋め込んだのだそう。
しかもそれが1か所だけにとどまらず縦のメインの道が合流する交差点3か所にありました。
最後の3か所目は、お店の前にあり右に曲がると「三和本通商店街」につながっています。
こちらには主に阪神タイガースの選手や監督のものがあり”ミスタータイガース”と呼ばれた「掛布雅之」さん。
まだ記憶にも新しい2023年に阪神タイガースを”アレ(優勝)”へと導いた「岡田彰布」監督の「手形」まで飾られていました(その当時はもちろん選手ですが)。30代の筆者でも知っている名前が多かったので、私の父・母世代の年齢の方ならほとんどの方の名前がお分かりになられると思います。
少しレトロでディープな雰囲気のある商店街ですが、貴重なものが気軽に見られますのでぜひ”下”にも注目して商店街をぶらりと散策してみてください。
場所
新三和商店街(サンロード)
(尼崎市玄番南之町)