【秦野市・伊勢原市】インフル警報レベルに 秦野センター管内で感染拡大
平塚保健福祉事務所秦野センター管内(秦野市・伊勢原市)で、インフルエンザの定点当たり報告数が第45週(11月3日〜9日)で33・43となり、今シーズン初めて警報レベルを超えた。市内の小中学校でも学級閉鎖が相次いでおり、今後も感染の拡大が懸念されている。
神奈川県衛生研究所の発表によると、県内では第43週(10月20日〜26日)に定点当たり報告数が注意報基準の10を超えて11・88となり、昨シーズンより2カ月ほど早く流行が始まった。
秦野センター管内では、第44週(10月27日〜11月2日)にインフルエンザの報告数が急増し、24・0と注意報レベルに。翌週にはさらに9・43ポイント増加し、警報レベルに達している。この数値は、政令指定都市を除くと厚木保健福祉事務所(厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村)の57・77、厚木保健福祉事務所大和センター(大和市・綾瀬市)の35・86に次いで多い報告数となっている。
小中学校で学級閉鎖
こうしたインフルエンザの流行に伴い、秦野市内の小中学校では学級閉鎖も発生している。今シーズンのインフルエンザ等に伴う臨時休業数は、11月17日現在で小学校7校、中学校2校。市学校教育課によると、増加傾向にあるため今後も注意が必要だという。感染予防と感染拡大防止のため、こまめな手洗い、マスクをするなどの咳エチケットを呼びかけている。
※11月17日起稿