「ジュラシック・ワールド」没入型アトラクションがタイ・バンコクに新規オープンへ
タイ・バンコクに2025年の第2四半期、『ジュラシック・ワールド』シリーズのイマーシブ・アトラクション「ジュラシック・ワールド: エクスペリエンス」が誕生する。米が伝えている。
イマーシブ・アトラクションとは、観客が物語の登場人物となって没入感ある体験ができるエンターテイメント。独立型施設としては、本企画が東南アジアでシリーズ初となる。
本施設はNBCユニバーサルのパーク&アトラクション部門を手がけるユニバーサル・デスティネーションズ&エクスペリエンスと、タイを拠点とする不動産会社のアセット・ワールド社(AWC)、イマーシブ体験事業を展開するシンガポールのネオン社が12億タイバーツ(約3,570万ドル=約53.7億円)を投じる共同プロジェクトとなる。ネオン社は映画IPや歴史遺産にまつわるイマーシブ体験型エキシビションを手がけた実績も多数持つ。
映画『ジュラシック・ワールド』にインスパイアされ、「ジュラシック・ワールド: エクスペリエンス」と冠された本プロジェクトの敷地面積は4,000平方メートル。チャオプラヤ川沿いの巨大複合商業施設、アジアティーク・ザ・リバーフロントに設置される。
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映画『ジュラシック・ワールド』シリーズの象徴とも言えるアニマトロニクス(生物の形や動きを模倣するロボット技術)による等身大の恐竜と出会うことができる。東南アジアではシンガポールのユニバーサル・スタジオに『ジュラシック・パーク』のアトラクションを擁しているが、タイ投資委員会のナリット・テーステラスクディ事務局長は「この観光名所をバンコクとタイの新たなランドマークに育てたいと考えています」と意欲を見せる。
さらに「観光産業はタイの経済の重要な原動力であり、国に顕著な歳入をもたらしています。昨年だけでも3,500万人以上の外国人観光客がタイを訪れ、1兆6,700億バーツ(約490億ドル=約7兆4,756億円)以上の収入に貢献しました」と、観光大国としてのポテンシャルの高さを強調している。「地域の観光ハブとして、タイの地位を強化するためには、熟練した労働者の育成、サービスのクオリティの向上、デジタル・インフラ、主要な国際イベント、自然の魅力、国の魅力をさらに高める新たな人口のアトラクションを含む、更なる観光インフラの開発が必要です」。
タイの観光産業としても、『ジュラシック・ワールド』シリーズの新たな展開としても、「ジュラシック・ワールド: エクスペリエンス」に込められる期待は大きい。アトラクションの詳細についてもアップデートを待とう。
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