入場無料 象の鼻テラスで建築家・番場俊宏さんの軌跡をたどる展覧会 10月27日まで
建築家として横浜のまちづくりに携わり、2023年12月に亡くなった番場俊宏さん(享年45)の軌跡を振り返る展覧会「トシヒロバンバテン〜建築家・番場俊宏が見ていた風景〜」が10月23日に象の鼻テラス=中区=で始まった。番場さんと親交が深かった人たちによる企画で、27日(日)まで。
番場さんは1978年神奈川県生まれ。2010年に設計事務所「abanba」(株式会社エイバンバ)を設立。2013年からは東海大学の非常勤講師も務めた。横浜市電保存館=磯子区=内の「しでんほーる」の設計や「パラトリエンナーレ2020」の会場構成などを手掛けた。
展覧会では「展示」「冊子」「スナック」の3要素で番場さんの視点に迫る。展示では、都市デザインや公共に関わる巨視的な視点から個人的な趣味まで、多岐にわたる活動を紹介。エイバンバ、小泉アトリエ、シーラカンスといった「建築」分野、北仲ブリック、ヨンカイなど横浜の創造界隈を中心とした「横浜」、富山や開港5都市などの「交流」、そしてファッションや漫画、ガンダム、ゲーム、ゴルフに及ぶ「趣味」の分野が展示される。
25日午後7時からは交流会「スナック象の鼻」も開催する。
入場無料。午前10時から午後6時。