汐見台中野球部 目指すは初の「全国制覇」 全日本大会が8月12日に開幕
磯子区の汐見台中学校野球部が、8月12日(月)から横浜スタジアム=中区=で開催される「第41回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」に神奈川県代表として初出場する。
「中学生の甲子園」といわれる同大会。各都道府県支部の予選を優勝した後、ブロック大会の代表となった16チームが横浜スタジアムに集まり、日本一を争う。
汐見台中は今年度、春の横浜市大会、神奈川県大会で優勝。県内中学校を代表し、6月15日に長坂谷公園野球場=緑区=で行われた県内のクラブチームと戦う同大会の代表決定戦に挑んだ。
相手はクラブチームの予選会で優勝した麻生ベースボールクラブ=川崎市。汐見台中は3回までに4点を奪って試合を優位に進めたが、その後失点を重ねて最終の7回に逆転を許す。しかし、土壇場で同点に追いつき、タイブレークへ突入。相手に2点を奪われたが、次の攻撃で3点を返し、8対7の逆転サヨナラ勝ちを果たした。
「しんどい試合だったけど、勝った時は疲れとかも忘れてうれしかった」と話す主将の大西柚歌さん(3年)。顧問の澤口耕教諭は「普段はないミスもあったが、選手たち皆が気持ちを切らさず、最後まで勝負できた結果。誇らしい」と選手たちを称えた。
思いを力に
代表決定戦後には改めてチーム全体でミーティングを行い、選手全員で「全国制覇」を目標に掲げた。大西さんは「応援してくれる人や倒してきたチームの人とか、色々な人の思いを力に変えて優勝を目指して戦いたい」と意気込む。
全日本大会での汐見台中の初戦は13日午後2時からの予定。九州代表の日章学園中学校=宮崎県=と対戦する。