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『フィッシングパーク高島の泉』の特徴&攻略法紹介【滋賀】広大で魚影抜群な好釣り場

TSURINEWS

フィッシングパーク高島の泉(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

秋から冬にかけて釣り物が少なくなっていく季節にハイシーズンを迎えるのが、エリアのトラウトフィッシング。放流された魚を狙うので魚がいることは間違いなし。自然のフィールドではなかなかお目にかかれないような大物も比較的簡単に釣ることができる。今回は初心者にも優しい管理釣り場の一つである「フィッシングパーク高島の泉」を紹介しよう。

フィッシングパーク高島の泉

「フィッシングパーク高島の泉」は滋賀県高島市の比較的琵琶湖に近いところにある。名古屋方面から車なら北陸自動車道・木之本インターから40分ほどのドライブで到着できる。関西方面からは名神高速・京都東インターから50分ほどだ。駐車場はとても広く、停められないという心配はない。最寄りの駅は湖西線JR新旭駅。駅から徒歩で釣り場に向かうこともできるし、レンタサイクルも利用可能とのことだ。

釣り場は第1~第3ポンドの3つの池から構成され、水深は2mほど。けっこう広く、GWなどの混雑時でも多くの釣り人を収容できる規模だ。水質はクリアでサイトフィッシングが可能。バーベキューができる施設もあって家族やグループで楽しんでいる人たちも多い。もちろん釣った魚を焼いて食べることもできる。レストハウスやトイレはきれいで女性を連れて行っても問題のないレベルだ。

ここは湧き水を使っているので、夏でも水温が低く、釣りが十分可能。ただいくら水温が低いといっても真夏は冷水を好むマスたちにはやはり暑いようで、魚がややばて気味になっていることもある。秋から春の釣行がお薦めだ。

フィッシングパーク高島の泉の第1ポンド(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

放流されている魚

放流されている魚は、ニジマス、サクラマス、ブラウントラウト、ヤマメ、ロックトラウト、イトウと多彩だ。イトウはメーターに迫るサイズもいて、釣りをしていると目の前を悠然と泳いでいく姿を目にすることができるはずだ。小型の数釣りを楽しむこともできるし、大型に狙いを絞って釣りに来る人もいる。

営業時間は、10月~2月は7:00~17:00、3月~9月は7:00~17:30。料金は現状、成人男性なら1時間2200円、2時間2800円、3時間3400円、6時間4600円、9時間5200円と時間ごとに細かく決められている。短時間ちょっと楽しむということも可能だ。持ち帰ることができる魚は50cmまでで、9時間券なら1.6㎏までと決まっている。

ロックトラウトやイトウなどの色物も放流されている(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

レギュレーション

レギュレーションについても記載しておきたい。

1,ルアー以外の釣り禁止
2,危険な投げ方、迷惑な投げ方は禁止
3,フライ用毛針、ソフトルアー、ラバージグ、飛ばし浮き、トレーラー、ダウンショット禁止
4,バーブレスフックのみ
5,2.4m以上の釣竿の使用禁止
6,18mm未満のルアーは使用禁止
7,プラグのサイズは10cm10gまで
8,スプーン・スピナー・フェザージグ等は5gまで

といったところだ。他の釣り場に比べると緩めのレギュレーションとなっている。

高島の泉は魚影が濃く初心者におすすめ

高島の泉は放流量が多く、魚影が濃いため初心者にもおすすめのポイントだ。土日祝日には1日に複数回放流が行われ、すれていないフレッシュな魚が次々に入るので初心者でも比較的簡単に魚を手にすることができる。レンタルタックルもあり、手ぶらで出かけて行っても釣りをすることが可能だ。

初心者には釣り場スタッフが手ほどきをしてくれる。言われた通りに釣っていればアタリがないなんてことはまずない。また、初心者が比較的多いエリアなので、初心者だからといって肩身の狭い思いをすることもないと思う。

実際、そのような初心者の様子を観察していると、しばらくがんばっているうちにたいていヒットがあり、何匹かの魚を釣り上げて笑顔があふれている。釣れないときは釣り場スタッフに聞けばいろいろ教えてもらうことができるので、遠慮なくアドバイスを求めるといい。

レギュラーサイズの魚影は濃く初心者に最適(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

タックルとアイテム

自前のタックルを用意する場合は、高島の泉のウェブサイトに「推奨タックルの目安」が示されているので参考にしよう。できることなら中小型用と大型用の2本を用意しておくといい。高島の泉は水中に障害物(岩や木)が至る所にあり、中小型用タックルで大型を掛けた場合にはランディングがかなり困難となる。

ルアーとの接続で使う小さなスナップや、釣れた魚からハリを外すときに使うプライヤー、ラインを切るのに使うハサミなどは必要最低限の物は用意しておくといい。スナップは釣具屋で買った方がいいが、プライヤーやハサミは100均の物で十分だ。また魚をすくうネットはレンタルがあるが、予算に余裕があるなら用意しておこう。サイズは大きめが良い。

魚を持ち帰るつもりならビクやクーラーボックスも必要だ。ただ、こうした物もレンタルがあったり、発泡スチロール製の持ち帰りボックスが用意されていたりしたと記憶している。氷もあったはず。私自身は利用したことがないので、それらを利用したい人は事前に釣り場に確認しておくといい。

安全と楽しく釣りを楽しむために偏光グラスと帽子もあった方がいい。偏光グラスをかけると水面の反射光が偏光レンズによってカットされて、水中の様子がはっきりと見えるようになる。帽子をかぶって上からの太陽光を遮っておけば、かなりはっきりと見えるはず。魚がルアーを追ってきてヒットするまでの一部始終が見えることもある。また万一の事故から目を守ることもできる。最初のうちは安価なもので十分だ。

「フィッシングパーク高島の泉」攻略法

ルアーは、1日楽しむことを考えると、放流直後に活躍するオレンジ金や赤金など派手な色の2~3gくらいのスプーン、少し魚が落ち着いてきてからも使える地味な色の1.5~2gくらいのスプーン、管理釣り場専用のクランクベイトは用意しておきたい。

Xスティックやセニョールトルネードがあると魚の反応が渋くなってきた時間帯でも楽しむことができる。また高島ではフェザージグの使用も可能なので使ってみてもいい。高島の泉オリジナルフェザージグを現地で購入することもできる。
ここまでの情報を知って出かければボウズなんてことはない。

夕マズメ釣行がオススメ

大物も釣れるかもしれない。実際、過去夕マヅメに小学校低学年の男の子が50cmオーバーを連発しているのを見たことがある。もし可能なら営業時間終了までの1時間釣りができるように予定を組んでみるといい。

朝のオープンから釣っていた人がみんな帰っていくので、ポイントは選びたい放題だし、夕マヅメには魚の活性が上がって釣りやすくなる。これが私が伝えられる高島の泉の一番の攻略法だ。

大型ニジマスも十分狙える釣り場(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

<杉本敏隆/TSURINEWSライター>

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