『PARCOデジタル・アーカイブ・シアター2025』がスタート 『蒙古が襲来』の上映終了後には三谷幸喜と吉田羊がトークで盛り上げる
『PARCOデジタル・アーカイブ・シアター2025』が、2025年7月12日(土)にPARCO劇場にてスタートした。初回上映後のアフタートークのコメント、そして、追加プログラムが発表された。
初回の上映作品は、三谷幸喜主宰の劇団東京サンシャインボーイズ復活公演として、大きな話題を呼んだ『蒙古が襲来』。ホワイエでは、『蒙古が襲来』の衣裳の展示も行われ、多くの人で賑わった。上映終了後行われたアフタートークには、三谷幸喜と吉田羊が登場。公演中のエピソードなどを話し、客席を盛り上げた。
また、吉田羊が「何か質問は無いですか?」と客席に問いかけ、観客の質問にも回答。笑いに包まれた30分間となった。今回の上映会について三谷が「演劇体験の新しい形になるような気がしたので、この企画をずっと続けてほしい。これに負けないよう、生の芝居の方がいいと思ってもらえるように切磋琢磨していきたいと思います」 。吉田は「本公演をご覧になれなかった、チケットを取れなかった方もまるで舞台を見ているような感覚になれるので画期的だと思いました」とコメントしアフタートークを終えた。
そして『桜の園』、『リア王』、『オーランド』の上映後もアフタートークを行うことが決定した。『桜の園』は前原滉、玉置玲央、『リア王』は松岡和子(翻訳)、平田敦子、玉置玲央、『オーランド』は岩切正一郎(翻案)、越川歩(ヴァイオリン演奏)が登壇する。
また、7月23日~27日に同時開催の『EPAD Re LIVE THEATER in PARCO~時を越える舞台映像の世界~』では、先ごろ、舞台タメ劇vol.1『タイムカプセル Bye Bye Days』の上映(アフタートークあり)が発表となり、全上映プログラムが出そろった。7月25日には、PARCO&EPAD特別上映企画として、世界的演出家ピーター・ブルックの生誕100周年を記念し、ピーター・ブルックの『マハーバーラタ8K修復版』の世界初の8K高画質上映を、サイモン・ブルック、さらに『マハーバーラタ』音楽監督である土取利行をゲストに迎えた上映前プレトークとともに実施される。本イベントでは、8K(※現行ハイビジョン画質の16倍、4K画質の4倍にあたる約3,300万画素の超高精細映像)で収録された舞台作品を、劇場の大スクリーンを用いて上映する。
カット割りを施さないロングショットによる高画質映像で、等身大に映し出された俳優たちの動きや、舞台全体の演出を丸ごと自由な視点で楽しもう。