サッカーYSCC JFL初戦はドロー 保土ケ谷出身西田勇祐選手も出場
サッカーJFLの2025年シーズンが開幕した。中区本牧を拠点に活動するYSCC横浜は3月9日、ニッパツ三ツ沢球技場でHondaFCとの開幕戦に臨み、0対0で引き分けた。
「JFLの門番」の異名を持つHondaFCに挑んだYSCC。前半は相手ペースの場面も目立ったが、後半は徐々に盛り返しシュートがクロスバーを叩くシーンも。しかしネットは揺らせずスコアレスドローとなった。長嶺寛明監督は「美しさの中に泥臭さがある部分は見せられたと思う。あとは仕留めるだけ」と振り返った。
「忘れられない一日に」
保土ケ谷区出身で今季から加入した21歳のDF西田勇祐選手はフル出場。横浜F・マリノス時代にベンチ入りしたことはあったが三ツ沢でプレーをしたのは初めてだといい、「地元なので多くの知り合いや高校の先生も見に来てくれて、忘れられない一日になった」と振り返った。
1902人が来場
YSCCは昨年末の入れ替え戦に敗れJリーグ会員資格を喪失。今季からはアマチュアリーグのJFLで戦う。Jリーグ復帰には今季の成績要件のほか、平均観客動員が2000人を超えることが必要となる。
クラブでは「アベレージ2000」を合言葉にホームゴール裏を小中高生無料とするなど集客に力を入れているが、開幕戦の入場者数は1902人だった。昨季の平均観客数は上回ったものの、吉野次郎代表は「2000人に届かなかったことは残念。マイナスを埋めていく施策を打っていきたい」と話した。
ニッパツ三ツ沢球技場での次回ホームゲームは3月22日(土)午後1時キックオフの第3節・クリアソン新宿戦。チケットは「チケットぴあ」で販売中。