57回目の定期演奏会 伊賀シンフォニックアカデミー吹奏楽団 15日
三重県伊賀地域を拠点に活動する「伊賀シンフォニックアカデミー吹奏楽団」が、12月15日午後2時から、伊賀市西明寺の市文化会館で「第57回定期演奏会」を開く。入場料は一般1000円、高校生以下500円。
創設58年目の同楽団は、2019年までは年末の2日間にわたり同市と名張市の2会場で定期演奏会を開いていたが、翌21年は新型コロナの影響で創設以来初の中止となり、22年以降は両市で交互に開催している。
演奏会は2部構成で、1部では吹奏楽のために80年代以降に書かれた「アルヴァマー序曲」などを演奏する。「アルヴァマー序曲」は、同楽団の創設者の一人・吉永昌平さんの長女で、東京音楽大学を卒業し現在は同楽団員のサックス担当でもある吉永亜紀さんが初めて指揮をする。
2部は五輪開催国にちなんだ曲のメドレー。今年のフランスは、シャンソンをアコーディオンのプロ奏者・中村メイさんと共演する。前回の日本は「銀河鉄道999」の他、時代劇絵巻として「水戸黄門」「暴れん坊将軍」などの主題曲を演奏。次回の米国は「イン・ザ・ムード」などをテンポ良く聴かせる。指揮は田森元治さん。
約40人が所属する同楽団は、今年に入って保育所や幼稚園での依頼演奏の他、若手団員が企画しブラスバンド経験者などに呼び掛けた「みんなでブラバン」、更に名張文化フェスティバルでは名張高と名張青峰高の吹奏楽部との合同演奏など、精力的に活動している。田森さんは「大いに楽しんで頂けるプログラムなので、ぜひご来場を」と呼び掛けている。
問い合わせは団長の山本さん(090・1592・0932)まで。