川崎署が35年振りⅤ 県警柔道・剣道大会で
川崎警察署(川崎区日進町)は2月10日、神奈川県警察学校で行われた「神奈川県警察柔道・剣道大会」柔道の部A組で優勝を果たした。同署が頂点に立ったのは1989年以来35年振り。
58回目となる同大会では、県内の54署がA・B・Cの3つの組に分かれ、1チーム5人の団体制でトーナメント戦を行った。同署は藤沢署、神奈川署、横須賀署と戦って勝ち進み、決勝で伊勢佐木署と対決。5人を戦い終えた時点で勝敗が並び、試合は一度戦い終えた選手が再度出場する代表戦までもつれた。結果は判定勝ちとなり、接戦を見事に制して優勝旗を手にした。
監督を務めたのは警務係の本田和嘉さん(49)。中学生の頃から柔道を始め、県警の柔道特別訓練員を10年務めた経験もある。「今回は学生時代に全国大会などで活躍した実力者がそろったので、優勝が狙えると思っていた」と振り返る。練習ではケガのないようチームマネジメントに努めながら、他署のチームや機動隊と一緒にトレーニングに励み、強度を高めた。
「決勝戦では加藤署長が円陣に加わって士気を高めてくれた。おかげでメンバーの気持ちが一つになったと思う。このチームワークを今後の治安維持につなげていきたい」と力を込めた。