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切迫早産で入院40日間 安定期のウォーキングが引き金に!?

たまひよONLINE

小学生2人の子を持つ、ママライターのマーガレットです。結婚は31歳、妊娠は33歳の時でした。自然妊娠でつわりも重くはありませんでしたが、安心できる年齢でもないので、「安定期まではなるべく安静に…」と過ごしていました。

問題なしの妊娠初期…。きっかけはウォーキング?


週3日ほど、事務職の派遣社員として働いていましたが、ちょうど安定期直前に契約が終了予定でした。「安定期に入ったら、マタニティヨガに行こう」「胎教のお話を聞きに行こう」など、いろいろと調べているうちにあっという間に安定期に入りました。

「体重が増え過ぎるとお産が重くなりそう。大変だったら嫌だなぁ」と思い、安定期に入ってすぐの土曜日、さっそく夫と一緒に2時間ウォーキングをしたのですが…。異変は、その日の午後から始まりました。

安定期に入ってすぐに異変…。そして即入院!


「あれ~?便秘かな~?」というのが、最初の感想でした。なんだかおなかが張っていてスッキリしないのです。なのに、「トイレに行っても出ない…」という状態が翌日の日曜日になっても続きました。

初産なので、妊娠によるおなかの張りなのか便秘による張りなのか分からず…。でも「もしかしたら妊娠による異変なのかも?」と不安に思い、その日は横になり安静にして、翌日の月曜日にかかりつけの産婦人科に行くことにしました。

予約も取らずに行ったので、かなり待たされて診察室へ。内診を終えると担当の女医さんが開口一番、「このまま入院ね!子宮頚管が短くなっている!」と言うのです。

「えーっ!このまま!?」私はいきなりの展開にびっくりして、大混乱でした。「車で来たし!着替えないし!一度帰ってからじゃダメですか?」と聞いたところ「なに言ってるの?歩くのもダメよ!」と叱られ、あれよあれよという間に車いすに乗せられ即入院となってしまいました。

早く退院したい…。“絶対安静”の入院生活


病室は6人部屋で、私と同じ切迫早産の方ばかりでしたが、その中でも私は妊娠23週目。リクライニングベットを起こすのもダメと言われてしまいました。
トイレ以外は絶対安静で、張り止めの点滴を24時間刺しっぱなしという入院生活が突然始まったのです。

入院してしばらくは、赤ちゃんが無事に生まれてくれるか心配でしたが、毎朝内診があったり赤ちゃんの心拍を測ったりしてもらえたので、徐々に「入院していれば安心かな」と思うようになりました。

病院の低カロリーで薄味な食事のおかげで、体重や塩分の心配も要らなくなりました。ただ、ベッドも起こせない安静生活は本当に退屈でしたし、点滴の針がずれて腕や手の甲に内出血をおこしたり、研修医の内診で痛い思いや出血してしまったりと、「早く退院したい…」と思うことも多々ありました。

トイレ以外は出歩けないので、他の方とお話する機会はあまりなかったものの、何人かの方とは顔見知りになりました。その中で3人目の妊娠中というママさんが「上の子が心配だから」という理由で自宅安静を条件に退院して行った時には、本当に羨ましかったです。

母として私に今できること…。それは動かないこと


でも、数日後…。退院したそのママが、なぜかまた入院していたのです。「どうしたんですか!?」と聞いたら「自宅では安静にしていられず動いちゃって…。赤ちゃん生まれちゃったの」と言うのです。

赤ちゃんは超未熟児のためヘリで搬送され、お母さんだけが入院しているとの話でした。その話を聞いてから、「早く退院したい」などとは考えず「私が今、母として赤ちゃんにしてあげられることは、動かないことなんだ!」と言い聞かせ、ただただひたすら安静にしていました。

主治医に「赤ちゃんが生まれたらゆっくりできないんだから、今のうちに休んでおきなさい」と言われた時は“ピン”と来ませんでしたが、今から考えると、この40日間は、確かに出産前のとても贅沢な時間だったと思います。そのことに気づいていない出産前の私の安静生活は、まだまだ続いていくのでした。

[マーガレット*プロフィール]
小学生2人の育児と、仕事・家事に追われている43歳の主婦です。一昨年、職業訓練校でアロマセラピストの資格を取り、日々の生活に精油を取り入れています。夏休みに『親子でハンドトリートメント講座』を開催すべく勉強中です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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