「ディスポーザー」の寿命を縮める“3つのNG行為”「使い方見直そう」「気を付けます」
生ゴミの処理がラクになる「ディスポーザー」。入れるだけで生ゴミが粉砕されて水と一緒に流して捨てられるため、面倒な処理や臭いを軽減できるメリットがあります。しかし、使い方しだいでディスポーザーの寿命が縮まることも……。ここでは、じつはダメだった「ディスポーザーのNG行為」についてご紹介します。
NGその1.生ごみ以外のものを入れる
ディスポーザーの用途は、生ゴミを粉砕して処理すること。生ゴミ以外のものの処分には適していません。
以下のものを入れると、ディスポーザーの故障や水漏れの原因になります。
〈ディスポーザーに投入できないゴミ〉
金属・プラスチック・陶器・紙・木類・たばこの吸い殻・ビニール・ゴム類など
誤ってディスポーザーに入れると、処理槽でただしく稼働しなくなりますのでご注意を。食品ラップやお菓子の包装、ペットボトルのキャップなど、たとえ小さなものでも入れるのは避けてください。
NGその2.油を流す
排水口に油を流してはいけないのと同じで、ディスポーザーに油を流すのもNGです。
油は液体ですが、蓄積すると排水管の詰まる原因になります。鍋やフライパンに付着している程度の油は問題ありませんが、使用済みの揚げ油などを大量に処分するのはやめましょう。
NGその3.中性洗剤以外のクリーナーで掃除する
ディスポーザーのお手入れは、台所用の中性洗剤で行うのが基本です。洗浄力が強いクリーナーは使えません。
キッチンのシンクで使える場合であっても、塩素系洗剤・酸素系洗剤・強アルカリ性洗剤・強酸性洗剤を入れると、ディスポーザーが故障する恐れがあります。ディスポーザー本体がさびる可能性もありますので、お手入れに使用するのは避けましょう。
ちなみに、熱湯を流すのもNG。配管の劣化につながりますので、60℃以下の水を使用してください。
汚れがひどい場合は、ディスポーザーに氷を入れましょう。氷が粉砕された後に、約5Lのため水を流すと汚れが落ちやすいです。
生ゴミを詰め込むのも避けて
ディスポーザーは使い方も重要。生ゴミであっても、無理に押し込むのはNGです。
特に以下の食材は粉砕しづらいため、大量に入れないよう注意してください。
・繊維質のもの…とうもろこしの皮、枝豆のから、ピーマンのヘタなど
・粉砕しづらいもの…生のとり肉、魚の骨、餅など
・流れにくいもの…卵の殻、カレーのルー、生米など
ディスポーザーは優秀ですが、使い方を誤ると故障する恐れがあります。入れてはいけないものを避けるほか、生ゴミ投入量にも気をつけましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア