<できていないマナー>子どもに食事の皿を下げさせている?自分でできる子が得られる能力は…?
家庭内のお手伝いは、子どもの躾や教育においてとても大事ですよね。子どもが大人になったときに自分のことは自分でできるようになってほしいと思うのが親心。毎日さまざまなことを子どもにやらせているママも多いでしょう。そんななかママスタコミュニティには「朝ごはんの皿、子どもたちが自分で下げていますか?」というタイトルでこんな投稿がありました。投稿者さんのお子さんは小学生です。
『夜は自分で下げさせるけど、朝はバタバタしがちで全然定着しないです。もう私がやっちゃうことにしていいか、しつこく言い続けるか迷い中』
投稿者さんは食事で使った食器をお子さんが自分で下げることについてママたちに尋ねていました。朝は時間がなくて忙しく、お子さんが自分で食器を下げずに自分でやってしまうことが多いと綴っていた投稿者さん。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたでしょうか。
小さなときから自分で下げさせてるよ
『朝だろうが昼だろうが夜だろうが、自分が使った食器は自分で下げる』
『中学~3歳児まで全員ちゃんと自分で下げるよ。そもそも朝は1人皿1枚で済むものしか出さないし』
『小4女子と小2男子。機嫌がいいと自ら下げる。食事中のマナーに私が口うるさいから2人が機嫌悪くなることも多い。下げないでいたら「ほら、下げて〜」と声かけ。「水につけてくれたらもっと嬉しい~」とも言っておく』
今回の投稿では「子どもに自分で食器を下げさせている」というママが圧倒的多数でした。実情を掘り下げてみると、子どもが小さなときから習慣にしていることがうかがえます。子ども自身が下げるのを忘れたとしても、注意して自分で下げさせているというママも。また「朝はお皿1枚で済む食事を用意している」というコメントもありました。こうすることで忙しい朝でも子どもは自分の食器を下げやすくなるかもしれませんね。
「起床時間を早める」、「下げなければ洗わない」など対策も
『朝昼晩関係なく、自分の食器は自分で下げる。朝バタバタするならちょっと早めに起こすとか?』
朝の忙しさはすべてのママが共感するところですから、投稿者さんの気持ちも十分に理解できるでしょう。しかし忙しいからといって投稿者さんが下げてしまっては子どもも「どうせママがやってくれるから自分はやらなくていい」と思ってしまいます。そこは起床時間を早めるなど、投稿者さんの頑張りどころではないでしょうか。
『下げているよ。というか下げなければ洗わない』
『「流しに置いてある食器しか洗わない」とやっていたら下げるようになった。子ども自身に不都合が生じるって学ぶと、口うるさく言わなくてもやるようになるよ』
『原則自分で。朝誰か忘れている子どもはいる。その子が風呂掃除。その場合もともと風呂掃除当番の子はラッキー』
この他にも「自分で下げない食器は洗わないようにしてる」というママもいました。これは「下げて」と指示するよりも効果がありそうですよね。また自分で食器を下げないと、別の家事のお手伝いをしなければならないというルールにしているママも。「自分で食器を下げないことで自分自身に不利益や不都合が生じる」ということを身を持って教えられるよい方法ではないでしょうか。
自分のことを自分でやる子は後の人の手間を考えている
『子どもは成人したけど、小さいときに躾といてよかったと本当に思う。そういうのは「思春期を迎えてから親の言うことを聞かせよう」と言っても無理だよ。余談だけど、塾の先生が「机の上に消しカス放置で帰る子は、成績イマイチな子が多い」と言っていた。席を立つときにさっと見直す習慣、次使う人や掃除する人のことを考える想像力。散らかしっぱなしの子は考える余裕がなさそうだもの』
『子どもが低学年の頃に参観日に行ったとき、授業終わったら消しカスを集めて捨てている子がいて、「すごい!」と思って見ていたの。数年後、ちょっとしたご縁でたまたま知ったんだけど、かなりの大学に入っていた』
食事をした食器を自分でキッチンやシンクまで持っていくか否か。日常の些細な出来事のため、面倒くさかったり子どもが言うことを聞いてくれなかったりすると、ついついママがやってしまうことですよね。しかし毎日のことだからこそ、その小さな積み重ねが習慣となり、数年後に大きな結果をもたらす可能性もあるでしょう。ママのなかには「自分のことを自分でやる、片付けをしっかりやる子は学力が高い」ということを実感した人もいました。狭い範囲の体験談ではありますが、自分の身の回りのことを見直す癖や物を大事にする姿勢、他の人のことを想像して思いやる気持ちなどを育むことができるのかもしれませんね。もちろん勉強面だけでなく、生活面での自立にも繋がっていくはず。今回のママたちからのコメントを見て、投稿者さんもお子さんが自分で食器を下げる習慣づくりをしていってほしいですね。