【泊まれるスーパー銭湯】ニフティ温泉年間ランキング東京都1位「江戸遊」に泊まってみた / 両国駅から徒歩1分
宿泊費を抑えるために「朝まで営業しているスーパー銭湯」に泊まりたい。仮眠室や休憩処でうまく眠ることができれば、広々とした大浴場も使い放題だしむしろ疲れがよく取れるのでは……節約できるし疲れも取れるし最高じゃないか!
ということで、第2回目となる今回は……JR両国駅徒歩5分・都営大江戸線両国駅徒歩1分と駅近のスーパー銭湯「江戸遊」で朝まで過ごしてみることにした。江戸遊の営業時間は10時から翌8時30分まで。年中無休の大人気施設である!
・江戸遊に泊まる
全国1万5000件以上の温泉情報が集まる温泉サイト「ニフティ温泉」の年間ランキング東京都1位を受賞した江戸遊。全国でも総合10位だそうだ。
外観が特徴的で、青海波(せいがいは)柄の大きなのれんが風でめくれているイメージ。いわゆる和モダンな雰囲気で高級感があります。
・人気の理由
6つのお風呂と3つのサウナに加え、岩盤浴も追加料金なしで利用できるのが人気の理由らしい。それと夜通し営業しているのもポイント。旧浴場をリノベしたワーキングスペースで仕事もできるという。
入館料金(時間無制限)は大人2970円。また深夜割増料金(深夜1時〜翌6時)が1時間ごとに360円加算される仕組み。平日に泊まるつもりで利用するなら、入館料2970円と深夜料金最大1800円を足した4770円がかかるということだ。
この日は23時過ぎに入館。下駄箱のリストバンドキーで入退館処理や自販機などの会計が行われる仕組み。受付でタオルと館内着を受け取り、まずは2階の大浴場へ。一応紹介しておくと、岩盤浴は深夜2時まで。
・大浴場
今日はもう遅いので江戸遊自慢のフィンランドサウナ&漢方薬湯&高濃度炭酸泉で疲れを取ることに。地元ゆかりの葛飾北斎の浮世絵が浴室の壁一面を彩っていた。そういえば同施設は「北斎通り」に建っていますしね。
ちなみに平日の夜遅くでも人気施設ということで大浴場はそこそこ賑わっていた。それこそ両国ということで、お相撲さんも外国の方もサウナで汗を流していたぞ。
サウナでいえば、オートロウリュの熱気で一気に発汗してからの滝シャワー(バケツシャワー)がヤバいし、半露天の外気浴スペースもしっかり風が入ってきて最高に気持ちイイ。
てか、東京1位の施設ってことで「巨大温浴施設」をイメージしていたが全体的にコンパクトだった。狭いのではなく、サウナ、お風呂、水風呂、炭酸泉もちょうどいい広さ。
ちなみに週替わりの「あがり湯」が緑色で、高校時代に通っていた整形外科の懐かしい香り(ブクブク泡が出る緑色のお湯にケガをしている足を突っ込む装置)がした。地味にテンションが上がったことも一応お伝えしておきたい。
・どこで寝るか
それではいよいよ仮眠場所探しである。男湯のある2階にもリクライニングルームがあるが……
主戦場となるのは3階の「お休み処」だろう。
お休み処は「庭」「畳の間」「離れ」「板の間」の4つの間から成るスペースで、最も寝心地が良さそうなのは「庭」。厚手の絨毯フロアにマットを広げれば快適に眠れるはずだ。しかし、最も人目につく場所でもある。
となると、汚らしいオッサンが寝るなら顔が隠れる「板の間」のリクライニングチェアか……
「離れ」なる半個室スペース。人目を気にせず横になって休めるのはこっちか。
ということで……
クッションでベッドを作って……
寝てみた。
・眠れたのか
結論を言うと、離れを選んで大正解。夜中に2度目が覚めたものの、誰にも邪魔されることなく6時30分までぐっすり眠れた。平日で利用者が少なかったのも良かったかもしれない(多くの方が割増料金が発生する深夜1時までに退館したようだ)。
お休み処の入口から最も離れた場所だから足音や話し声もとくに聞こえなかったし、クッションもまあまあ快適だった。バスタオルを1枚かけただけで少し肌寒かったが朝風呂で気持ちよく目覚めたぞ〜〜。
・次はフル活用したい
時間に少し余裕があったのでワーキングスペースで軽く仕事をしてからチェックアウト。次回利用するなら岩盤浴もセットで施設をフル活用したいと思った。風呂に入って寝るだけならもっと安い施設はあるが、岩盤浴もセットとなるとやはり安い。
しかも開店から閉店まで利用しても同じ料金だからコスパは高いだろう。当たり前だが予約なしで利用できるので機会があれば利用してみてはどうだろうか。終電を逃した際にもぜひ!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 両国湯屋 江戸遊
住所 東京都墨田区亀沢1丁目5-8
時間 10:00〜翌8:30
休日 年中無休(年に1〜2回のメンテナス休館あり)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.