郷土の歴史・文化を学ぶ「山口ひとものがたりセミナー」 10月に2回講座「発掘からみる古代山口の姿」
山口県ひとづくり財団は、「山口ひとものがたりセミナー」を、10月12日(土)と19日(土)に山口県セミナーパーク(山口市秋穂二島)で開催する。時間はどちらも午前10時半から正午までで、聴講は無料。定員は90人で、原則2回とも受講可能な人が対象だ。
「山口ひとものがたりセミナー」は、山口県民に郷土の歴史・文化への理解を深めてもらうことで、県の未来を作り出す人材を育成しようと実施されている。今回は「発掘からみる古代山口の姿」をテーマに、山口県立山口博物館の阿部来主任と下関市立考古博物館の小林善也主任が講演する。
初回の12日は、阿部さんが登壇。演題は「やまぐち大考古博からみえた、山口県3000年の歴史」で、昨年度同博物館で開かれた同展を振り返りつつ、発掘調査や考古学の研究成果などを通じて、県の歴史を紹介する。
第2回の19日は、小林さんが話す。「下関綾羅木郷遺跡の人面土製品から紐解く弥生文化」が演題で、県の弥生時代を切り開いた拠点的集落「綾羅木郷(台地)遺跡」と、そこから出土した弥生人の顔が表現された「人面土製品」(山口県指定有形文化財)に焦点を当て、県内における弥生文化を考察する。
聴講希望者は、ウェブサイト(http://www.hito21.jp)の申し込みフォームからか、はがきに講座名、希望人数(2人まで)、氏名・ふりがな、郵便番号、住所、電話番号を明記し、山口県ひとづくり財団山口県民学習部(〒754-0893 山口市秋穂二島1062)へ。締め切り(必着)は9月24日(火)で、定員を超える応募があった場合は抽選となる。