『猫カフェ・保護猫カフェ』でのお作法、知ってますか?守るべき6つのマナー
猫への接し方に関するマナー4選
1.撫で撫でや抱っこを強要しない
猫は、自分の行動を制限されたり、強要されたりすることを嫌がるため、撫で撫でや抱っこの無理強いも当然NGです。できれば、始めは2mほどの距離を取り、猫が寄ってくるのを待ちましょう。
逃げる様子が見られなければ、指先を猫の鼻に近づけて挨拶し、猫のペースを尊重しながら距離を縮めてみてください。
また、店舗によっては、抱っこ自体をNGとしている場合もあるため、事前にルールを確認することが必要です。
2.フラッシュ撮影をしない
猫の可愛らしい瞬間を逃すまいと、カメラを向けたくなる気持ちは理解できますが、フラッシュ撮影をしてはいけません。
まぶしいフラッシュは刺激となり、不快感を与えることはもちろん、目の健康にも悪い影響を及ぼす恐れがあります。あらかじめ、フラッシュの設定がオンになっていないかを確認し、オフの状態で撮影に臨みましょう。
撮影自体は許可されている店舗がほとんどですが、なかには無音撮影のみがOKという場合もあるため、配慮しましょう。
3.食事やトイレ中に邪魔をしない
食事やトイレ中は、猫が集中力を高めたいタイミングです。もともと自然界で生きていた猫は、食事やトイレの際は、特に敵への警戒心が強まります。
触ったり話しかけたりすると不機嫌になりやすく、威嚇されたり、引っかかれたりする場合も考えられます。
ストレスがたまると、トイレをしたがらなくなり泌尿器系のトラブルに発展するなど、体調を崩す恐れもあるため、邪魔をすることは絶対にやめましょう。
4.大声や物音に注意する
猫は、聴覚が発達しているゆえに、大きな声や物音を不快に感じます。筆者の愛猫は繊細な性格なのですが、飼い主のしたクシャミや咳でさえ、敏感に反応するほどです。
猫の特性を踏まえると、優しく穏やかな声で話しかけるよう意識することで、猫にも好いてもらいやすいでしょう。
このマナーは、先にご紹介した「食事やトイレの邪魔」にもつながるため、意識しておきたいポイントです。
施設利用に関するマナー2選
5.フードやおもちゃの持ち込みは、事前に相談する
基本的には、フードの持ち込みはNGであることがほとんどです。
それぞれの猫の年齢や体質などに応じて、与えるフードを調整していることから、仮に保護猫への支援物資として持ち込む場合であっても、事前に相談する必要があるでしょう。
人間のフード持ち込みも誤食の要因となるため、認められていない店舗が多いかもしれません。
また、衛生面の観点から、おもちゃの持ち込みが可能かどうかも、あわせて確認しておきたいものです。
6.猫カフェ仕様に身だしなみを整える
猫カフェでは、香水や強い匂いが猫にとって負担となるため、匂い付きのアイテムは避けることが望ましいです。また、素足での入店がNGとされるのは、衛生面や感染症予防のためです。
さらに、レースや華美な装飾がついた服は、猫が誤って誤飲する可能性もあるため避けてください。できるだけ動きやすく、猫の毛が付着しにくいような服装選びを心がけましょう。
まとめ
猫カフェ・保護猫カフェでは、猫の健康と安全を守りつつ、素敵な時間を過ごすためのお作法が存在します。
猫に苦手人物と認定されないよう、適切な距離感を心がけ、スキンシップは待ちの姿勢も必要です。
食事やトイレ中は、大きな声や物音を出さないよう注意し、猫が安心して人と関われる環境づくりに努めましょう。
フードやおもちゃの持ち込みを希望する際は、事前に店舗へ相談してください。
服装への気配りも忘れずに、初めましての猫たちとのふれあいを楽しみましょう!