相模原市 デジタルアーカイブ公開 歴史的な写真など掲載
相模原市は、資料や資源をデジタル化し、インターネット上での検索・閲覧を可能にする「さがみはらデジタルアーカイブ」を市制記念日の11月20日に合わせて公開した。
今回公開したのは、市が所有する写真など約1000点。明治時代から現在までの相模原の歴史が分かる「写真で見るさがみはら」、相模原町の誕生から市制施行など各時代の相模原の変遷をたどる「市制施行70年さがみはらの歴史」、モノクロ写真を人工知能を使ってカラー化した「AIでよみがえるあの頃の風景」と3つのコンテンツに分かれている。
デジタルアーカイブの構築を中心となって進めた市立公文書館の山口和明館長は「さまざまな資料をデジタル化することで保存ができ、多くの方が手軽に利用することができる。そして、これらの資料が地域課題の解決、シビックプライドの醸成につながれば」と意義を話す。今後は国などのデジタルアーカイブと連携し横断検索ができるようになれば、「新たな発見につながっていく」と期待を寄せる。
さらに、「ぜひ次世代を担う子どもたちに見て使ってもらいたい。相模原市の事を楽しみながら学べるコンテンツなので授業などで活用してもらえれば」と呼び掛ける。
今後は順次コンテンツを追加していく予定で、2025年3月に歴史的公文書、博物館資料、広報紙など、26年3月に収蔵美術品、子ども向けコンテンツ、デジタルマップなどの公開を目指す。
山口館長は、「今回の公開では昔の写真を中心に掲載している。ぜひ見て昔を懐かしんでもらえたら。たくさん利用してもらいたい」と話す。
デジタルアーカイブ(https://digital-sagamihara.jp/)は以下の二次元コードから閲覧できる。詳細、問い合わせは同館【電話】042・783・8053。