相模原市が不要になった学生服等の回収ボックスを設置 3月21日から市役所などに
相模原市は不要になった学生服の寄付を受け付けるため、専用の回収ボックスを3月21日(金)から5月30日(金)まで市役所などに設置する。この取組は学生服のリユースを促進し、経済的に困難を抱える家庭の負担軽減を目的とするもの。
卒園・卒業から5年以内が対象
回収ボックスは期間中、相模原市役所本館、緑区役所、南区役所の1階ロビーに設置されるほか、一部の公民館やまちづくりセンターには通年で設置される。
回収対象は卒園・卒業から5年以内の幼稚園、小学校、中学校、高校の学生服、リボン、ネクタイ、学校指定の衣類(ワイシャツ、ブラウス)など。ただし破損や汚れ、デザインの変更などで活用できない場合もある。
寄付された学生服は福祉事業所などを運営する合資会社さんぽみちの店舗「学生服リユースさんぽみち」(中央区淵野辺3-4-20)で販売される。
査定額を未来基金へ寄付
寄付された学生服の査定相当額(買い取った場合の価格)は同社から相模原市子ども・若者未来基金に寄付される仕組みとなっている。この事業は2024年3月まで他の事業者が実施していたが、24年4月から同社が承継し、これまでに1,000点以上の学生服を回収。209,013円が同基金に寄付されている。
購入は事前予約制
回収した学生服などは状態に応じて3段階にランク付けされ、制服上着1000円〜3000円、制服ズボン500円〜2000円、衣類小物0円〜1500円など、手頃な価格で購入できる。同社の横山志穂さんによると、「相模原市内の中学、高校の制服はほぼ全校あり、横浜や都内の学校の制服が入荷することもある」とのこと。販売は通年行っているが、事前に在庫確認が必要。同社ホームページ(学生服リユースさんぽみちで検索)上のGoogleフォームから問い合わせができる。
仕分けや袋詰めなどの作業は障害者就労支援施設の通所者が担当していて、この事業は障害者支援にもつながっている。
回収ボックスについての問い合わせは市みんなのSDGs推進課【電話】042-769-9224。