原発再稼働の是非を県民投票で 署名呼びかけ
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の実施を目指す市民団体が、21日(土)に上越市で最後の署名活動をしました。2か月ほどで6000人分を超える署名が集まっていて、来月7日(火)に上越市の選挙管理委員会に提出します。
市民団体「県民投票で決める会」は、柏崎刈羽原発の再稼働を問う県民投票の実現を目指し、県に直接請求する署名活動を県内全域で実施しています。活動は今年10月28日から始まり、上越市では会の活動に賛同するおよそ700人が街頭や戸別訪問で呼びかけました。
21日は上越市市民プラザで最後の呼びかけを行い、34人分が集まりました。
署名した人
「国の理論で決められたら困る、地元がどうかが大事。それで『推進』が勝てば構わない」
「家族で署名に来た。再稼働に不安があるし、民意を反映して納得できるようにしてほしい。その意思表示ができればと。今は良くても将来に禍根を残すのは良くない」
県民投票条例の制定を知事に直接請求するには、県内有権者の50分の1に当たるおよそ3万6400人分の署名が必要です。署名はすでに7万人分を超えています。上越市内では目標1万7100人分に対し、現在およそ6200人分が集まっています。
県民投票で決める会・上越 片岡豊 代表
「それぞれが自分自身で考えて行動してもらいたい。すでに法定数(必要な署名数)はクリアしているが、県議会を動かすためにはもっと多くの署名がほしい」
上越市での署名期間は今月28日(土)までで、市内8か所で受け付けています。詳しくは「県民投票で決める会」のホームページをご覧ください。