最高糖度27度!まるでスイーツのように酸味がなくて甘いキンカン「こん太」を求め、沼津市の藁科農園へ
チョコレートより甘い!? キンカン「こん太」
SBSキャスタードライバーの藤井友香です。今回はとても甘いキンカンがあると聞いて、沼津市根古屋の藁科農園にお邪魔しました。
藁科農園の藁科さんと(右)
藁科さんが育てているのは「こん太」。ニンポウキンカンの枝変わりした品種で、一般的なキンカンに比べて酸味がなく、皮から果肉まで甘くその糖度は平均約20度前後。最高糖度は27度でメロンよりも甘いと聞いてずっと気になっていました。
私はこの日初めて「こん太」を食べましたが、じわっとした甘みが口いっぱいに広がり、まるでスイーツのようでした。ここで、その甘さをさらに体感するため藁科さんから「チョコレートと一緒に食べてみて」と提案がありました。恐る恐る食べると「こん太」の甘みが口に残って、チョコレートよりも甘いんです!
さらに「こん太」のもう1つの特徴は、皮がつるつるとしていて滑らかなこと。選果場では表面に傷がつかないよう、選果機の先にスポンジの板をあて、ほこりなどがよく取れるように加湿器を付けて、「こん太」の“肌”を傷つけないよう工夫をされていました。
選果場での作業の様子
ビニールハウスで大切に育てられた「こん太」は、藁科さんがおっしゃるようにまるで箱入り娘ようだなぁと思いました。収穫は3月末まで続きます。藁科さんが育てる「こん太」は、駿河湾沼津サービスエリアやJA直売所(沼津市、中泉町、裾野市)の3つのエリアで販売しています。
そのまま食べてももちろんおいしいですが、薄切りにして冷蔵庫で冷やして食べたり、輪切りにしたものを天日干しにしてドライフルーツにして食べるのもおすすめだそう。紅茶に入れて飲んでも甘みが出ておいしかったです。この時期だけの静岡の旬の味。ぜひ、皆さんも楽しんでください!
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■藁科農園
住所:沼津市根古屋928-1
電話:055-966-3606