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初めての海上釣堀に挑戦!釣具店主催のイベントで学んだコト

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初めての海上釣堀に挑戦!釣具店主催のイベントで学んだコト

みなさんのメインの釣りは何ですか? わが家はこれまでサビキ釣りがメインでしたが、最近は船釣りがメインになりつつあります。釣りを始めるとあんな魚やこんな魚(わが家ではタイや青物)…といった具合に、釣りたいと思う魚が増えてきます。そうなると、おのずと新たな釣りに対しての知識が必要になってくるわけですが、今は便利な世の中となり、ネットやYouTubeで検索すればいくらでもお目当ての情報がヒットしますね。しかし、逆にどれを見ればいいのか迷うほど情報量が多い…。
それでも、頑張ってネットで得た情報を頼りに新しい釣りにチャレンジするのですが、やはり初めての釣りには不安がつきものです。そんな不安を解消するために、今回は釣具店主催の「海上釣堀」講習会イベントに参加してみました。

実は私の船釣りデビューもこのような講習会でした。細かなルールは事前に把握すればいいのですが、何かトラブルが発生したときの対処の仕方に不安があり参加しました。なかなかトラブルの対処法まではネットでは教えてくれないので、これをクリアしてしまえば、次からは不安なく自信をもって船釣りに出掛けられると考えたわけです。今回の講習会参加も同じ気持ちでした。

イベントでお世話になった「明石 海上釣り堀 @sea あっとしぃー」さん

今回のイベントを開催してくれた「フィッシングマックス 垂水店」さん

明石 海上釣り堀 @sea あっとしぃー

住所:〒673-0883 兵庫県明石市中崎1
TEL:090-1089-1191
HP:https://at-sea-akashi.com/

フィッシングマックス 垂水店

住所:〒655-0872 兵庫県神戸市垂水区塩屋町1-6-20
TEL:078-753-3838
HP:https://fishingmax.co.jp/shoplist/tarumi

海上釣堀で釣れる魚

さて、海上釣堀で釣れる魚の魅力は、やはりオカッパリではそうかんたんに釣れない魚が釣れるところじゃないでしょうか。今回わが家が訪れた際は、タイ・サーモン・クロソイといった魚が泳いでいました。まだまだ水温が低いので釣れる魚は限られますが、魚の引きはたまりません。

4月に入りもう少し海水温が上がるとシマアジを放流すると聞きました。ほかに青物のブリやカンパチなど、季節によって放流される魚が変わるので、飽きることなく1年を通して楽しめるのも魅力だと思います。

レンタルや現地販売も充実!


タックルの準備

海上釣堀ではタックルのレンタルやエサ、発泡スチロール、氷の販売などがあり、手ぶらでの釣りも可能なのも魅力の一つかもしれません。それでも、「これは必要だ」と感じたものがあったので紹介したいと思います。

竿&リール

わが家の今回の1番の参加目的は、海上釣堀における「タナ取り(底の網にハリが掛からないようにウキ調整する)」の方法でした。なので、タックルはレンタルせずに磯竿を準備しました。
海上釣堀も視野に入れて購入していたライトショアジギングロッドがあったので、それを使おうかと思っていたのですが、今回放流されている魚だとやり取りが楽しめないだろうと判断し磯竿をチョイス。使ってみた感じとしては、3.3mの磯竿では少し長く感じたので、3mくらいが丁度いいのではないかと思いました。

リールは当初の予定通りライトショアジギング用のスピニングリール5000番を使ったので、なんの問題もなく使用することができました。ちなみに、ベイトリールを使って「ミャク釣り(ウキを使わずに竿先の反応に合わせて釣る方法)」でサーモンをねらっている方もいました。これはなかなか難しそうなので、今後勉強して挑戦したいと思います。

クーラーボックス

海上釣堀では、やはり釣れる魚が大きいので、クーラーボックスは容量の大きいサイズが必要になってきます。今回予め問い合わせた際に「24Lでは不安かもしれない…」とのことだったので、35Lを準備しました。
しかし、これから始めようとするなかで35Lもの大容量のクーラーボックスを準備するのは難しいかもしれません。もしも「大きな魚が釣れた」「たくさん釣れた」といった際には、簡易クーラーボックス(発泡スチロールのもの)を現地で購入するのもアリかと思います。

エサ

海上釣堀のエサといえば「黄色い団子」というくらい鉄板なようです。釣り堀のホームページで確認すると、釣果とともにその日の「当たりエサ」を紹介しているところもあるので参考にしてみてください。また、漬け込み液を使ってエサを自作(今回赤エビで自作してみました)するのも節約になります。なにせ海上釣堀での釣りは、エサの種類をどれだけ用意できるかがポイントだそうです。

今回は釣具店主催のイベントということもあり、虫エサであるアオイソメを出張販売されていました。開始当初は虫エサがほとんど売れておらず、海上釣堀では不人気だと思っていたところ、釣れない時間が訪れた際にアオイソメだけが釣れる不思議な瞬間があり、そのあと一瞬で売れていました。早朝から空いているお店が近くにあれば、虫エサを試してみるのもいいんじゃないでしょうか。

そのほかの準備や必要だと感じたもの

竿とリールとエサがあれば魚は釣れますが、海上釣堀なので「タナ取りオモリ」は忘れてはいけませんよね。ほかに、仕掛、帽子、偏光サングラス、手袋、タオル、折りたたみ椅子、プライヤー、ペンチ、ハサミ、ラインカッター、フィッシュグリップ(歯が鋭いので魚つかみではダメ)、ライフジャケットなど、事前に調べ必要に応じて準備するとよいと思います。
服装は意外にも「上から下まで釣り」って感じじゃなくてもよいようで、ラフな格好の方もいました。気温に合わせて、肌の露出を避けた服装であれば大丈夫だと思います。

そのなかで、「えっ!?」と一番困ったのがハリ外しでした。ハリが魚の口に掛かっていれば、プライヤーやペンチで外せるのですが、たまにハリを飲み込んでしまうことがあります。こうなるとプライヤーが奥まで入りません。
実は今回、最悪なことにハリを飲み込まれてしまう状況に遭遇してしまいました。サビキ釣りで魚の口に掛ったハリを外すタイプは持っていたのですが、それでは外すことができずスタッフの方に助けてもらいました。海上釣堀では、魚の口の奥まで届く「先の長いハリ外し」は必須なようです。もしものときのために準備しておいた方がよさそうですね。

そして、「ビニール手袋」もあると便利です。(これは私が普段から愛用しているのですが)ビニール手袋は、フィッシンググローブの下に着用しておくことで、魚やエサのニオイが手に付かないひと工夫。安価で嵩張らないのでオススメです。

スカリと玉網は無料のところが多いようです。ほかには氷が無料かどうかも事前に確認しておくとよいと思います。

釣り座の抽選

受付を済ませたら「いざ実釣!」といきたところですが、今回お世話になった海上釣堀では早いもの勝ちなどではなく、抽選によって釣り座(釣る場所)を決めました。ただ、海上釣堀によっては「先着制」もあるようなので、事前に確認をしておくのがいいと思います。

海上釣堀では釣り座によって釣果が左右されると聞きます。生け簀(いけす)のタイプ(四角いタイプ、丸いタイプ)や魚の習性、潮の流れによって釣果に違いが出るようですので、参考程度に考えるのがいいと思います。

いざ実釣!大物はどれぐらい釣れるのか

さて釣り座に到着したら、タナ取りオモリを使ってタナの調整から始めます。まずは底から50cmぐらいで調整しました。
やり方としては、オモリにハリを引っ掛け底(網の底)まで沈め、ウキの先端が水面から50 cmくらい沈む位置になるようにウキ止めを調整。こうすれば、水面からウキが出ることで底から50cm上にエサが漂う設定となるわけです。開始の合図まで準備時間が30分ほどありましたので、エサを付けて合図を待つくらいの余裕がありました。

さあいよいよ釣り開始です。この朝一の時間帯が「モーニング」といわれているようで、一番釣れるタイミングとのこと。気合も入ります。
しかし実際には朝一では釣れず、釣れないというトラブル発生です(笑)。気温が低いためか魚の活性もよくないとのことで苦戦を強いられてしまいました。そんな釣れない状況に、スタッフの方がアドバイスをしてくれました。

竿先を水面と平行に左右にゆっくりと動かす

竿先を上に50cmほど上げる

竿先を軽くツンツンする

すると、アドバイスのお陰でようやくウキがピクピクと動き始めました!! さあ、ウキが沈み込むのを待ちます。そして、ようやく念願のタイを釣り上げることができました。ちなみに、釣り堀では何度か生け簀に魚の放流があり、このときもまた釣れるチャンスになるそうです。

しかしその後、なかなかチャンスをつかむことができず、再びスタッフの方からアドバイスをいただくことに…。

ハリを軽くしハリスを細くして、魚に警戒させない

エサを変える

エサの付け方を変える(数種類の団子を混ぜる)

タナを変える

このように、いろいろと試行錯誤しながら、釣れている人のタナやエサを参考に釣り方や仕掛を変えていくことが釣果につながっていくようです。

今回は初めての海上釣堀で、「釣れない」というアクシデントに見舞われてしまいましたが、私だけだとどうしようもない状況でも、イベントを開催してくれた「フィッシングマックス 垂水店」のスタッフの方のアドバイスにより、釣果につながりました。また、お世話になった「@seaあっとしー」さんは、店長さんを始めスタッフの方も子どもや女性にとても優しく、立地も船で渡るのではく陸続きなので、気軽なアウトドアレジャーといった感じで利用しやすいと感じました。

広い海の中で、どこに魚がいるのか見付けるのではなく、目の前の生け簀に魚がいるのが分かっているのにかんたんには釣れない難しさ…。これをどうやって攻略するのかが、「海上釣堀」の醍醐味でもあると感じました。釣れればタイや青物といった大型の魚が釣れて楽しめる海上釣堀。一度大きな引きを経験すれば、ハマること間違いなしなんではないでしょうか。

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レポーター

プロフィール:デカ白メガネ
大阪から和歌山での堤防釣りを初めて数年。アウトドア好きがこうじて釣りを始めた初心者アングラーです。四季を通じて釣りをメインにBBQをしたり、キャンプを楽しんだり…。冬はスノーボードも楽しみつつ、1年中アウトドアを満喫しています。

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