グリーフケアあかり 活動内容を拡大へ 死別後の心の支援
大切な人との死別などによる心身の苦痛「グリーフ」を抱える人に寄り添う活動を川崎市内で行っている「グリーフケアカフェあかりmāmā」。看護師の國富多香子さんと傾聴カウンセラーの伊藤れいこさんが立ち上げ、市の助成を受けながらボランティアで活動を行っている。
4月からは悲しみを抱える者同士で静かに気持ちを語り合う「わかちあいの会」の場を増やし、個別カウンセリングもスタート。2人ともグリーフの経験者で、日本グリーフ専門士協会の会員として、多くの人と向き合ってきた経験を生かし、参加者の思いや悩みに寄り添う。かわさき市民活動センターなどで行う「わかちあいの会」は毎月1回(1日2回)の開催に。オンラインで実施する同会については、「ペットロス」などのテーマを設けている。
新しく始めた申込制の個別カウンセリングは、隔月開催で当事者の心の内に耳を傾ける(約30分間)。悲しみから少しの間だけでも意識をそらすことを目的に、"五感で感じる"ワークショツプ「癒しの時間」は、5月24日(土)はパステルアート、7月19日(土)は「初めてのお線香作り」、9月20日(土)が「やさしいマインドフルネス」を予定。
「グリーフの要因も、家族や親しい友人だったり、別れ方も人それぞれ。対象がペットということも。初めてでも安心して参加できるよう配慮しています」と、一人ひとりと向き合う。
詳細はホームページ(https://griefcare-mama.hp.peraichi.com)。問合せはメールgrief.mama@gmail.comで。