大雨による道路冠水 アンダーパスにも注意 台風10号
四日市市は8月30日、台風10号に伴い災害対策本部を設置し、警戒初動体制をとった。同日には、市内の道路の一部で通行止めなどの対応をした。
台風の接近に伴う大雨などで、道路状況などにも注意が必要となる。道路や鉄道などと立体的に交差している道路で、高さが低くなっている区間「アンダーパス」は、地形的に雨水が集中しやすくなっている。短時間の大雨や、雨水が急激に集中すると、一時的に道路が冠水し通行に支障をきたす恐れがある。通行車両が立ち往生したり、水没したりすることもあり、日常的に通っている道路でも注意が必要だ。
三重県では、局地的な大雨により冠水する可能性がある道路を調査し、道路を利用する人に冠水する恐れのあることを知ってもらおうと、ホームページで道路冠水想定箇所一覧表(https://www.pref.mie.lg.jp/DOROKI/HP/000182934.htm)を掲載している。ただ、一覧に掲載されている場所以外にも冠水する恐れがあるため、台風の時など、状況を確認しておくことが必要だ。
一覧には、市道「三滝川左岸3号線」と「近鉄名古屋線」が交差する「四日市市関ケ原線近鉄アンダーパス」など四日市市内の道路も掲載。冠水した際の水深などがわかるような表示がされている道路もある。
道路冠水想定箇所一覧表には、道路管理者、警察署、消防署の連絡先も記載。県では、冠水を発見した場合は、記載されている道路管理者等へ連絡するよう呼びかけている。