いずみ歌舞伎 笑いと涙の公演が幕 今年は「双蝶々曲輪日記」
泉区の伝統芸能の1つで秋の風物詩にもなっている「横浜いずみ歌舞伎」の第27回公演が10月19日・20日の2日間、泉公会堂で行われ、多くの観客でにぎわった。
今年の演目は「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の二段目「角力場(すもうば)」と八段目「引窓(ひきまど)」。角力場ではユーモアを交えながら観客の笑いを誘う場面もあったが、一方の引窓は息をのむシリアスな演技で観客を引き込んだ。
横浜いずみ歌舞伎保存会の馬場勝己会長は「出演者も観客も、今年は新しい人が多かった。これからも泉区の伝統として、文化を引き継いでいけたら」と話した。