【最新トレンド】ヌック間取りの魅力とは?効果的な使い方を徹底解説!
最近はやりの「ヌックスペース」は、自分だけのリラックスできる空間を実現できるためおすすめ。しかしヌックスペースを導入したい方の中には、どのように設置すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ヌック間取りの魅力やヌックスペース設置の際に注意点についてご紹介します。
そもそもヌックスペースとは
ヌックスペースとは「部屋未満」のこぢんまりとしたスペースのこと。大きさとしては大人1人がぎりぎり入れる2~3畳ほどの空間を指し、スコットランドの「ヌーク」が語源となっています。ヌックスペースは壁やドアなどで一つの部屋として使うわけではありません。リビングに段差を設けたりちょっとした目隠しとなる扉を設置するなど、仕切りすぎない空間づくりが大切です。
ヌックスペースを導入するメリットとは
ヌックスペース最大の魅力として、空間の広がりと使い勝手の良さが挙げられます。無駄な壁を取り払ってスペースを最大限に生かせるため、家族全員で使える空間を広く確保できます。
また、ヌック間取りでは家族のコミュニケーションが活性化する効果も。リビングやダイニングが一体化しているため、家族が集まりやすい環境になります。さらに、自然光を活かした明るい住空間の実現も可能です。大きな窓や開放的なデザインにより、自然光がたっぷりと部屋に差し込むのも魅力のひとつです。
ヌックスペースを導入する際の注意点
ヌックスペースを導入する際は、リビングや寝室のスペースが狭くなる点に注意が必要です。もともとの面積にあまり余裕がない場合、ヌックスペースを導入することでより手狭になってしまうこともあります。
またヌックスペースを導入する目的が明確でない場合は、結局ヌックスペースを使わなかった…というケースもあります。「リビングで家計簿をつけるために使用する」「リビング勉強を子どもと一緒に行うために使用する」といったように、ヌックスペースの使用目的を明らかにしておきましょう。
ヌックスペースはどこに設置する?
ヌックスペースと一言でいっても、家のどの場所に取り入れればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。家の中でおすすめのヌックスペースについてご紹介します。
LDKの一角
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の一角に設置すると、リビング勉強にも最適な空間に仕上がります。リビング勉強は、子どもの学力向上に効果があると一説でいわれていますが、家族との会話が弾みやすい点も押さえておきたいポイントでしょう。
LDKの一角に設けることで、家族とのコミュニケーションがとりやすい空間に仕上がります。
中2階の下部
現在流行している中2階(スキップフロア)の下部スペースをヌックとして活用するケースも多いです。そもそも中2階のスペース自体も人が1人は入れるほどの小さな空間でつくられることが多いため、ヌックとの相性抜群。デッドスペースとなってしまう中2階の下部スペースを有効活用できます。
階段の下部
リビングの階段下などにヌックスペースを導入するのもよいでしょう。階段の下スペースを有効活用できるほか、プライベートな空間も保てます。
階段下スペースを活用したい際は、廊下に階段を配置しないようにするのがおすすめ。廊下に階段を設置するとエアコンなどの空調機器がないため、夏や冬場は使い勝手が悪くなってしまうためです。
パントリー
キッチン用品をストックするパントリーにヌックスペースを設けると、「おこもり」感のあるおしゃれで使いやすい間取りに仕上がります。キッチンに直結となっているため、家計簿をつけるスペースとして利用するなどといった工夫ができる点にも注目です。
窓際
リビングなど、空間の窓際一角にヌックスペースを導入すると暖かな日差しを浴びながらのんびりと過ごせる空間に仕上がります。とくに窓辺からの景色が気に入っている方や活用したい方におすすめです。
ヌックの間取り事例
ヌックスペースにおける間取り事例をご紹介します。ヌックスペースの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パントリーと掛け合わせたヌックスペース
パントリーにヌックスペースを取り入れた実例です。パントリーにこもれるようなスペースとなっており、プライバシーを確保できる場所に仕上がっていますね。キッチンと直結しているため、家計簿をつけたり料理の合間に一息つけるような空間となっています。
リビングに設置したヌックスペース
リビングに寝ころべるほどのヌックスペースを設置した実例。ヌックスペースは壁紙の色を変えることで、リビングとはまた違った印象に。リビング全体のワンポイントとなっており、おしゃれな空間に仕上がっています。
ヌックを設置する際のポイント
ヌックスペースはある空間の一角につくるため、空間の差別化も重要です。ヌックスペースを設置する際のポイントをまとめました。
段差を設けて空間のメリハリを
リビングにヌックスペースを設ける場合、段差を設けて空間にメリハリをつけるのがおすすめです。ヌックスペースで設けた段差にはリビング収納として棚を取り付けることで、より過ごしやすさが続くリビングに。
リビング全体がおしゃれな空間に仕上がります。
壁紙の色や素材を変えるのも〇
リビングにヌックスペースを設ける際は、壁外の色や素材を変えてみるのもよいでしょう。リビングに異素材を組み合わせることで、空間のよいアクセントに。気持ちが自然と切り替わるような空間づくりで、家族みんなが過ごしやすい間取りに仕上がります。
居室よりも少し暗い照明に
ヌックスペースの照明は居室よりも少し暗くすることで、落ち着いた空間に。床に間接照明を置いたり暖色のあたたかな照明を使用するなど、ちょっとした一工夫で家族みんなが落ち着ける空間に仕上がります。
まとめ
今回は、ヌックスペースの魅力や間取りを検討する際の注意点についてご紹介しました!ヌックスペースはプライバシーを確保できるほか空間全体がおしゃれに広がる一方、設置する場所の面積や間取りについて考慮する必要があります。
ヌックスペースのメリット・デメリットを考えながら、過ごしやすいヌックスペースをつくっていきましょう!