源泉徴収票でわかる《リアル年収》広告業の女性。ついお菓子を……。出費を減らしたいです【FPが解】
読者から寄せられた「年収の額」を大公開。はたしてこの年代・業種で年収が多いのか少ないのか、質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【25歳 女性】
【年収いくら?】25歳、広告業の場合
プロフィール
25歳、女性
広告業マーケティング職(正社員)
▼現状
年収:約273万円(源泉徴収票は転職前のもの)
ボーナス:年間50万円
労働時間:月160時間、残業は20時間程度
家族構成:1人暮らし
【相談内容】小さな出費をやめられません……
「ついお菓子を買ってしまうような小さな出費を繰り返してしまうので改善したいと思っています」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の年収は、約273万円です。
ボーナスを抜けば約223万円。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、25〜29歳の複合サービス事業のボーナスを抜いた平均年収は約279万円*です。
このことから、現在のお勤め先は平均よりも低い水準と言えそうです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
ちょこちょこ買いが家計を圧迫?今日からできる節約術
質問者さんは、お菓子などの小さな出費が積み重なってしまい、改善したいと考えているのですね。
ちょっとした支出でも、習慣化すると意外と大きな金額になってしまうことがあります。
無理なく続けられる工夫で、上手にコントロールしましょう。
「つい買ってしまうもの」の金額を見える化する
1ヶ月間「ちょこちょこ買い」を記録してみましょう。
レシートを取っておく、家計簿アプリに入力するなどして「何にどれくらい使っているか」を可視化すると、出費の傾向が見えてきます。
「なんとなく買っているお菓子に○円も使ってる!」と気づければ、ちょこちょこ買いにブレーキをかけられるようになりますよ。
「ご褒美予算」を決める
「お菓子は今後一切買わない」と考えると、さみしく感じますよね。
そのため、発想を改めて「○円以内ならOK」とルールを決めると、節約も無理なく続けられます。
例えば「お菓子代は1週間500円まで」と決め、その範囲内で楽しむようにしてみてください。
買い物リストを作ってからお店に行く
スーパーやコンビニに行くと、つい予定外のものを買ってしまうことがありますよね。
事前に「買うものリスト」を作り、それ以外は買わないようにすると、無駄な買い物を防げます。
また、お腹が空いているときに買い物に行くと、余分なお菓子を買いたくなるもの。
食後など満腹時に行くのも効果的ですよ。
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、25〜29歳女性の平均年収は約353万円*です。
質問者さんの年収は約273万円と、年齢別の平均と比べると低い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・小さな出費を見える化することで、ちょこちょこ買いにブレーキをかけられます。
・「ご褒美予算」の範囲内なら楽しんでも良いと考えることで、節約が楽しくなります。
・買い物は事前に「買い物リスト」を作ってから。食後に行くのもおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています