荏子田小 40周年を地域で祝う 競泳・三井選手も登場
荏子田小学校(堀口直明校長)は今年度、創立40周年を迎えた。昨年12月21日には記念式典に加え、第2部として「きらめきスマイルコンサート」が行われた。児童による演奏発表の他、PTAコーラス「マンマ・アルモニコ」やすすき野中学校吹奏楽部も駆け付け、地域全体で40周年を祝った。
コンサートには、同校出身でパリオリンピック2024競泳女子200mバタフライに出場した三井愛梨選手も登場。世界の強豪を相手に挑んだ心境や、海外選手との交流やフランスの食事など選手村でのエピソードを話した。児童からは「どうして選手になったんですか?」「小学校の思い出は?」など様々な質問が飛び出した。荏子田小児童へのアドバイスを聞かれた三井選手は、「夢中になっていろんなことを頑張るのが大切。好きなこと、楽しいことを見つけてほしい」と語った。
地元パン屋とコラボ
周年記念事業の一環として、地域のパン屋と協力して記念パンの開発に取り組んできた同校4年生。4年2組は20日に開かれた授業参観に合わせて、4種類の記念パンを校内で販売した。
児童らは4チームに分かれ、すすき野のパン屋「バウムドルフ」と協力し、アレルギーフリーや大人も子どもも楽しめる味など、各チームこだわりの一品を完成させた。アレルギーフリーの米粉パンを開発した渡邉美侑さんは、「誰でも食べられる、かわいいパンにした。使うドライフルーツの中にもアレルギー食品があって、材料選びが難しかった」と語った。当日は保護者や地域住民が長蛇の列を作り、1時間ほどでパンは完売した。
記念パン4種類は現在、バウムドルフで販売されている。