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これミニチュアなの!?冬の定番「松前漬け」をミニチュアで作ってみた【道産子ミニチュアごはん図鑑vol.1】

Sitakke

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北海道の“おいしい”がギュッと詰まった、驚くほど小さなミニチュアの世界へようこそ!
北海道出身のミニチュア作家・碧aoさんが、大好きな故郷の味と記憶を、指先ほどの小さな作品として紡ぎます。

連載「道産子ミニチュアごはん図鑑」

現在は横浜在住の碧aoさん。「北海道の食文化が恋しい!」という思いをきっかけに、2年ほど前からミニチュアづくりをスタートしました。“リアルだけどかわいい”作品作りがモットーです。

→ 作家インタビュー:北海道の味をわずか“1センチ”で再現!全道民がグッとくる…ミニチュア作家・碧aoさんの故郷への思い

道産子ミニチュアごはんvol.1「松前漬け」

今回ご紹介する作品は、北海道の郷土料理のひとつであり、お正月料理の定番でもある「松前漬け」です。

ミニチュア作家・碧aoさん制作の「松前漬け」

作品解説
「松前漬け」は、スルメイカ、昆布を甘辛く漬けた冬の保存食です。数の子が入っていたりいなかったり。
ねばねばしているのが特徴です。
醤油の良い色に漬かった数の子を表現できたのがお気に入りです。祖母の家に行くとタッパーに入った松前漬けが良く出てきました。

懐かしさを演出させるためのタッパーも、もちろんお手製です!

作品サイズ:約2㎝
製作期間:約3日
完成時期:令和6年10月頃

<苦労・工夫したポイント>
数の子の細かいつぶつぶをどう表現するか頭を悩ませました。また、卵の透け感を活かすために濃すぎない絶妙な色合いを出すのに苦労しました。4~5回ほどの失敗を経て、やっと理想の数の子が出来上がりました!

【豆知識】「松前漬け」ってどんな料理?

画像提供:農林水産省Webサイト・あさみ商会

「松前漬け」は、乾燥させたスルメイカと昆布を細切りにし、醤油、酒、みりん、砂糖などで漬け込んだ、北海道の郷土料理です。
道南地域や松前町を中心に、漁師のお母さんたちが、地元でとれた食材を使って作っていました。北海道の冬の保存食として、長く親しまれてきた料理です。いまでも冬の定番料理としてはもちろん、正月料理としても愛されています。

松前漬けの歴史

「松前漬け」は、ニシン漁が栄えた江戸時代後期から明治時代、大量にとれたニシンの卵の数の子を使い、スルメイカと昆布を合わせて作られていました。
昭和になりニシン漁が衰退していくなか、松前町では、スルメイカ漁が本格的におこなわれるようになりました。現在では、隣接する福島町と合わせ全国有数のスルメイカの生産地となっています。そのため、「松前漬」ではスルメイカと昆布が多く使われるようになったといわれています。

画像提供:農林水産省Webサイト

「松前漬け」の作り方

スルメイカ、昆布、人参を細切りにして砂糖、酒、醤油を混ぜて、重石で漬け込みます。大根やかぶ、唐辛子や柚子の皮などを加えるつくり方もあります。ごはんのおかずとしても相性が良く、酒の肴としても人気です。
味付けは店舗によってさままざまで、塩味のものや山菜が入ったものなど、工夫がされていて、味の違いを楽しむこともできますよ。

(参考:農林水産省HP 「うちの郷土料理」をもとに作成)

***

ミニチュア作家・碧aoさん制作の「松前漬け」

今回は、ミニチュア作家「碧ao」さんによる、ミニチュア作品「松前漬け」をご紹介しました。
北海道の“おいしい”を、ミニチュアの世界を通じて感じていただけましたか?
碧aoさんが思いを込めて作る、小さくキュートな作品が、北海道の豊かな食文化の魅力を再発見するきっかけになりますように…♡

ミニチュア作家「碧ao」プロフィール
北海道・札幌市出身、2児の母。札幌で7年間、栄養士として勤務した後、横浜に移住。2022年頃、「北海道が恋しい!」という思いをきっかけに、北海道の料理をミニチュアで再現する活動をスタート。
北海道愛あふれるミニチュアで地元を懐かしみつつ、大好きな故郷に貢献したく活動しております。“リアルだけど可愛い”作品作りがモットーです。わたしと同じく北海道が大好きな方の心に響いたら嬉しいです!

X:@miniatureaosan
Instagram:@miniature.aosan_1625
minne(作品販売):@taichanmam16

編集:Sitakke編集部 ナベ子

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