シイラの頭骨標本を製作 平塚市博物館などに寄贈
湘南いきもの楽校の深澤博さんがシイラの頭骨標本を作製し、10月23日に平塚市博物館に寄贈した。
深澤さんは6月に、10個のシイラの頭部を市内の漁業関係者から提供され、その内7個を頭骨標本に製作。市博物館のほかシイラプロジェクトの活動に参加している港小学校や平塚農商高校などへ寄贈した。
市博物館に寄贈したものは大型のオスとメスが並んで泳ぐよう台座に据えられており、頭部の特徴がよく分かるものとなっている=写真。除肉や骨の中の脂を抜く作業などを、8月から3カ月ほどかけて行った。
深澤さんは、「シイラのような大型の肉食魚が獲れることは、エサとなる魚もいるということ。平塚の沿岸が豊かであること、沿岸の漁師さんが豊かな海を保とうと努力していることを知るきっかけになれば」と話した。市博物館には今後展示される予定という。