【ボーナスいくら?】39歳、技術職。子どもの学費で消える……。理想の生活を叶えるには?【FPが解説】
読者から寄せられた「ボーナス(賞与)の額」を大公開。はたしてこの年代・業種でボーナスが多いのか少ないのか、相談内容について改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【39歳 エンジニア】
【ボーナスいくら?】39歳、エンジニアの場合
プロフィール
39歳、男性
エンジニア、年収600万円
妻(パート)、子(高校生、中学生、小学生)との5人暮らし
今年度の夏季ボーナス:去年より上がる見込み
【相談内容】旅行に行きたい!現実は子どもの学費で消えてしまう……
「ボーナスで旅行に行きたい気持ちはありますが、現実は子どもの学費で消えてしまいます」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である35〜39歳の1年間のボーナス平均支給額は、約99万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じ情報通信業のボーナス平均支給額は、夏季が約74万円*、冬季が約71万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて240万円なので、平均よりも高い水準と言えます。
旅行に行きたくても学費が心配なときの家計管理術
質問者さんは、旅行をしたくてもボーナスが学費にお金が消えてしまう現状にお悩みなのですね。
教育費の見通しを立てて早めに進路の話し合いを
小中高のお子さんがいらっしゃり、これからますます教育費がかかってくる時期。
まずは「教育費はいくら必要か」をはっきりさせることが大切です。
特に大学進学を考えている場合は、お子さんと早い段階で「公立に行くか、私立に行くか」「自宅から通うか、ひとり暮らしするか」などについて話し合っておくと、必要な準備も進めやすくなりますよ。
旅行資金は“家族の目標”として楽しく積み立てよう
一方で、「家族旅行も楽しみたい」という気持ちも大切。
家族旅行を実現させるためには、旅行専用の積立貯金がおすすめです。
家族で「どこに」「いつ」行きたいかを話し合い、目標を共有しましょう。
「毎月2万円ずつ積み立てれば、来年の夏休みにテーマパークに行ける!」というような明確なゴールがあれば、家族に節約の意識が生まれ、外食を控えたりお金のかからない遊びを選んだりできますよ。
まとめ
・質問者さんのボーナス額は、平均より高い水準です。
・お子さんと早めに将来の進路について話し合っておきましょう。
・旅行専用の積立貯金がおすすめです。明確なゴールを決めることで節約の意識が生まれます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。