さやえんどうの筋取りは必要?簡単に取るコツをプロが解説
さやえんどうの筋はどうすべき?取らないとどうなる?
さやえんどう(絹さや)の筋は基本的に取るのがおすすめです。さやえんどうの筋は細いですが意外と硬いもの。取らないと筋が口の中に残り、料理の食感や味わいが悪くなります。この記事では、さやえんどうの筋の取り方について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
細かく解説。さやえんどうの筋の取り方
さやえんどうはゆでる前に筋取りをします。その理由は、ゆでてから筋取りをすると、筋を取ったところから開いてしまうおそれがあるため。筋はコツを掴むとスルッときれいに取れますよ。
ここでは野菜ソムリエがスタート地点や筋の引っ張り方など詳しく解説します。「筋取りが面倒」「うまく取れない」「途中でプツプツ切れる」などの悩みがある方は必見。ぜひ挑戦してみてください。
1. スタート地点は先端
さやえんどうの筋取りのスタート地点は先端です。豆のある側に太い筋が通っているので、画像の赤い丸の部分からスタートしましょう。先端部分が尖っていて少し曲がっているので折りやすいです。
2. 先端を折る
先端の尖ったところをぷちっと折ります。
3. 下向きに筋を引く
さやえんどうには基本的に両側面に筋があります。豆のある方(=直線に近い方)の側面には太い筋が通っているので、ゆっくり下向きに引っ張りましょう。
そのままゆっくりすーっと引っ張り、先まで筋を取ります。この側面の筋は太いので、大抵切れずにきれいに取れます。
4. 上下を反対にし、先端を折る
反対側の筋を続けて取ります。上下を反対に持って先端部分をぷちっと折りましょう。
5. 下向きに筋を引く
同様に下向きにゆっくりと引いて筋を取ります。カーブのある側面は筋が細いことが多く切れやすいです。激しく引っ張らないようにしましょう。物によっては筋がなかったりする場合もあります。
最後まですーっと引っ張って筋を取ります。途中で切れた場合は、切れた部分からつまんで引っ張ると取れますよ。
さやえんどうは、物によって太い筋が通っていてスルッときれいに取れるものもあれば、筋が細くて切れやすいもの、ほとんどないものなどさまざまです。個体差があるので、状態に合わせておこなってくださいね。
筋取りのコツ・ポイント
スタート地点は先端の尖った部分
さやえんどうには基本的に両側面に筋があり、豆がある側には太い筋がある
筋取りする際は、激しく引っ張らずにゆっくり下向きにすーっと引っ張る
途中で切れた場合は、切れた部分からつまんで引っ張る
さやえんどうの筋の通り方は個体差があるので、状態に合わせて筋取りをおこなう
さやえんどうの筋取りに関するよくある質問
さやえんどうの筋を取らないとどうなりますか?
筋が口に残って食感や味わいが悪くなります。
筋が途中で切れるときはどうしたらいいですか?
切れたところから摘んで筋取りをします。
筋が取れないのですがどうしたらいいですか?
へたや先端部分を折って取りながら、やさしく引っ張って取りましょう。うまく取れない場合は、筋が細かったりなかったりすることもあるので気にせずOKです。
さやえんどうの筋はどっち側を指しますか?
豆のある方(=直線に近い方)の側面に太い筋があります。反対側の細い筋は、あるものとないものがあります。
筋取り以外の下ごしらえ
さやえんどうはシャキッと食感よく、また鮮やかな緑色に仕上げるために、さっと加熱して調理するのが基本です。加熱方法にはお湯でゆでる方法と電子レンジを使う方法があります。ゆですぎると食感が悪くなるので、加熱時間に注意してくださいね。
さやえんどうのゆで方はこちら▼
さやえんどうの筋取りをしておいしく調理しよう!
さやえんどうには意外と硬い筋があります。取らずに調理すると、口に残ってしまうので必ず取り除くようにしましょう。取り方はコツをつかめばとても簡単です。すーっとやさしく引っ張るのがスムーズに取り除くポイントですよ。丁寧に下処理をしておいしくいただいてくださいね。
ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)