Yahoo! JAPAN

楽天市場で売っていた「食べられる石炭」を食べてみたら…まさかの味だった

ロケットニュース24

福島県いわき市。現在は「アクアマリンふくしま」という水族館や「スパリゾートハワイアンズ」がある町として有名だけど、かつては炭鉱の町として有名だったそうだ。

そんないわき市には、なんと「食べられる石炭」があるらしい。……何したら石炭が食べられるようになるんですか!? 

その石炭は楽天市場で販売されている。真相を確かめるべく、購入して実際に味わってみることにした。

【画像】パッケージを開くといわき市の観光マップになっていた!

・食べられる石炭

食べられる石炭の正式名称は、「常磐炭鉱石炭揚げ」。

今回は楽天市場内にある「漬物・佃煮・ご飯のお供『西野屋』」というショップで購入し、価格は税込み1188円だった。

さっそく開封して中身を見てみると……

黒っっっっっっっ!!!!

想像していた以上に石炭な物体がそこにはあった。なんだこれ……!?

パッケージの説明文をよく見てみると、どうやらこれはカジキの竜田揚げをイカスミペーストでコーティングしたものだそう。なるほど、だからこんなに真っ黒なのか……!

「青い富士山カレー」や「三尺玉パイ」など、その土地ならではのものが食べ物で表現されていることは多いけど、この石炭揚げもそういう食べ物だったんだな。

レンジで加熱してから食べるのがおすすめだそうなので、それに従っていただいてみる。ほかほかの石炭揚げを口の中に入れてみると……

あ、おいしい! しっとりとした食感に、甘じょっぱいミートボールのような味。

人を選びそうな見た目に対して、味付けは万人受けしそうだ。そのまま食べても もちろんおいしいけど、この味ならお米にも合いそうだな。

原材料の欄を見てみるとスイートチリソースが使われているとのことだったが、辛みは全く感じない。

終始まろやかな味が続いていたから、小さなお子様や辛い物が苦手な方でも問題なく食べられると思う。

中身のカジキは分厚い肉を食べているかのような噛み応えで、少ない量でも満足度は高めだった。

・いわき市ならでは

ちなみにこちらの商品、カジキ料理のコンテストで「プロの部グランプリ」という賞を受賞しているそう。

どうやって審査をしているのかは分からないけれど、もし筆者が審査員だったら他の料理に混ざってこれが並んでいたら間違いなく印象に残ると思う。

それでいて、食べてみるとちゃんとおいしいんだもんな。賞を獲得するのにも納得だ。

調べてみたところ、いわき市の沖合はカジキの漁場として世界的に有名らしい。つまり「常磐炭鉱石炭揚げ」は、いわき市ならではの物を掛け合わせて生まれた商品だったんだな。

ということで「食べられる石炭」の正体は、地域の歴史や特産品を活かしたとってもおいしい料理だった。

参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

【関連記事】

おすすめの記事