ビタミンCが根の4倍!葉っぱも「みそ汁」に入れるだけで “栄養が倍増”の 白い根菜とは
自然食料研究家の山田 直です。根菜のカブは、実は白い根の部分より緑の葉っぱの方が栄養豊富なんです。「葉っぱは捨てちゃう」という人も多いのですがもったいない。「カブは葉野菜」といっても過言ではないくらい、葉っぱは貴重な部位です。白い根も葉っぱも刻んで、みそ汁に一緒に入れてしまいましょう。カブの葉の甘みとうま味でダシいらず。やさしい野菜のみそ汁が簡単にできあがります。
カブの栄養は白い根にあらず
カブは白く丸い根の部分がメインだと思われていますが、その栄養のほとんどは葉や茎などに含まれています。特にビタミンCは根の4倍ほどもあるとか。
カブが葉付きで売られている大きな理由のひとつですね。捨てたらとってももったいない部位。そういう意味では、「カブは葉野菜」とも言えます。
根と葉を刻んで入れたみそ汁にすれば、具材と薬味が勝手にそろい、おまけに甘味とうま味が出てダシいらず。「こんなんでよかったんだ」と思うほど、あっけなく野菜の風味豊かなみそ汁が作れてしまいますよ。
カブのみそ汁 (調理時間:5分)
材料(2人分)
・かぶ(葉付き)‥‥‥‥‥‥‥‥1個
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 400ml
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ2
作り方
1. かぶの白い根は皮ごといちょう切り、葉は4cm長さにカットします。
2. 水を沸かした鍋に白いかぶの根を入れ、中弱火で2分ほど煮ます。
3. 葉や茎を入れ、さらに1分ほど煮ます。
4. 火を止め、みそを溶いたらおわんに盛ります。
カブの加熱はほどほどに
カブの根は強火で煮るとすぐに崩れてしまうので、沸いたら弱めの火でさっと煮てうま味を引き出しましょう。生でも食べられますので、固くても問題ありません。
ビタミンCも熱に弱いので、加熱はほどほどに。茎はシャキシャキの食感を残すのがポイントです。栄養もうま味も丸ごといただく野菜のみそ汁。ぜひお試しください。
山田 直/ヨガ講師・自然食料理人