【福岡フルーツカクテル紀行】「ホテルオークラ福岡」のイチゴの特製カクテル「フレーズ・ド・モカ」
昼夜で異なる趣きを醸し出す 極上のラウンジバー
今回はホテルオークラ福岡の「ラウンジ&バー ハカタガワ」を訪問。
同店の魅力は何といっても、フード・ドリンクメニューの豊富さと14時から23時という営業時間の長さ。
レストランとバーの2軒分を同じ空間で味わうことが可能で、もちろん食前酒や食後酒を一杯だけという使い方もできる。
バーテンダーの塩沢英樹さんにおすすめいただいた一杯目は、イチゴを使ったオリジナルカクテル「フレーズ・ド・モカ」。
レシピは、ラム、イチゴ、ミルク、そしてコーヒーリキュールの「カルーア」。
「カルーア・イチゴミルク」とラムによる2層のグラデーションがグラスに浮かび上がる形でサーブされ、マドラーで混ぜ合わせながら飲み進んでいくのが楽しい。
低アルコールで作ってもらいたいときは、ラム抜きでもオーダーできる。
二杯目にサーブしていただいたのは、店名を冠したオリジナルカクテル「ザ・ハカタガワ」。
サントリーウイスキー「碧Ao」をベースに、フランボワーズリキュール、クランベリージュース、レモンジュース、ストロベリーシロップを合わせ、シェイクして完成となる一杯だ。
3種のベリーの風味が心地良く広がり、酸味と甘みのバランスも絶妙に仕上がっている。そして何より、世界の5大ウイスキーを原酒に使用した「碧Ao」の個性を存分に味わえるのも、このカクテルの魅力の一つだろう。
明るく開放的な昼の雰囲気とシックでスタイリッシュな夜の雰囲気が対照的な「ラウンジ&バー ハカタガワ」。
この2つの雰囲気を一度に味わいたいときは、ぜひ夕暮れ時に訪れてほしい。
地階の醸造所で生産されるクラフトビール、グラスでもオーダーできるシャンパン、あるいは多彩なカクテルか・・・メニューを片手に食前酒を選ぶ時間もまた至高のひとときである。
ラウンジ&バー ハカタガワ
福岡市博多区下川端町3-2 ホテルオークラ福岡 1F
092-262-1148
西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。