犬が『遊びたくない』と言っているサイン3選 愛犬が乗り気じゃないときの正しい対応とは?
1.名前を呼んでも反応が薄い・鈍い
いつもは名前を呼ぶと「なに?」とうれしそうに振り返ったり、駆け寄ってきたりするのに、チラッと見るだけで動こうともしない。そんなときは「いまは遊びたくないから放っといて」と思っている可能性があります。
たとえあなたに近寄っていったとしても、ノロノロとやる気なさそうな歩き方をしたり、面倒くさそうな表情をしたりと「遊びたくない」という気持ちを全身であらわしていることでしょう。
直前に「あそぼう!」と誘ったのに無視されつづけた、叱られてすねているといったときにも見られる場合があります。
2.飼い主さんから離れた場所にいる
いつもあなたの側で休んでいる愛犬が離れた場所で休んでいる、近づいたらスススッと距離をとられたという経験はありませんか?「いまは誰にもかまわれたくない」「遊びたい気分じゃない」と思っているのかもしれません。
飼い主としては、なんだかちょっと寂しい気持ちになりますが、犬だってひとりで静かに過ごしたいときもあります。無理に撫でたり、遊びに誘いつづけているとうんざりして、さらに場所を移動することも。
あまりしつこくしていると、愛犬との信頼関係を壊してしまう可能性もあります。愛犬の気持ちを尊重して、そっとしておいてあげましょう。
3.目をそらす
飼い主さんであっても、かまってほしくない、いまは遊びたくないというときは、目を合わせようとしない、あえてそらすといった行動をすることがあります。
いつもはアイコンタクトでしっかりとコミュニケーションを取っている愛犬がこのような行動をするのは、あなたとのコミュニケーションを拒否している可能性があります。つまりひとりで過ごしたい、そっとしておいてほしいと思っていると考えられるのです。
4.攻撃的な態度になる
犬が「遊びたくないよ」と言っているにもかかわらず、気づかずにしつこく誘ったり撫でたりしていると、攻撃的な態度を見せることがあります。犬の気持ちとしては「もう、遊びたくないって言ってるでしょう!」というイライラした気持ちだと考えられます。
このようなときは、吠えたり唸ったりして、あなたを遠ざけようとします。それでも、愛犬の気持ちを無視していると、たとえ飼い主さんであっても、噛みつかれる危険性があるでしょう。
攻撃的な態度を見せたときは、まず愛犬から一定の距離を取り、静かな環境で落ち着かせることが大切です。愛犬の心が落ち着いて機嫌が戻るのを待ってあげてください。
遊びたくない愛犬にはどう対応する?
遊びたくないと思っている愛犬はそっとしておくのが良いでしょう。無理に遊びに誘っても嫌がられるだけですし、逆にストレスになってしまいます。
もしかしたら、疲れているのかもしれませんし、眠いのかもしれません。また、単純に気分が乗らないだけかもしれません。
飼い主としては寂しいですし、心配になることもあるかもしれませんが、愛犬が自ら「遊んでほしい」「かまってほしい」とアピールをしてくるまで待ってあげましょう。
ただし、遊びたくない日が続く、いつもと様子が違うと感じた場合は、体調不良の可能性もあるため、必要に応じて動物病院に相談することをおすすめします。
まとめ
犬で群れで暮らす動物です。そのため、人との関わりを大切にする動物です。しかし犬もたまにはひとりでのんびりと過ごしたいなと思うときもあるのでしょう。
そんなときは、今回紹介したような行動で「いまは遊びたくないの」「そっとしておいて」という気持ちを伝えてきます。飼い主としては寂しい気もしますが、愛犬の気持ちを尊重してそっと見守ってあげてください。