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横浜・八景島シーパラダイスで「深海生物まつり」開催中 ラブカ・メンダコにタッチ&オオグソクムシの実食も?【神奈川県横浜市】

サカナト

深海生物タッチ(提供:株式会社 横浜八景島)

神奈川県横浜市にある水族館「横浜・八景島シーパラダイス」は現在、深海生物をテーマにしたイベント「深海生物まつり」を開催中です。会期は3月6日まで。

同イベントでは、深海生物を「見る」「さわる」「知る」「味わう」といった多彩な体験を楽しめます。

深海生物とは? 冬に浅海で出会える不思議な生物

深海生物とは、水深200メートル以深に生息する生物のことを指します。

海水温が下がる冬の時期には浅海に現れることが多く、漁師による深海底引網漁や刺網漁で捕獲されることが増えます。

深海生物展示(提供:株式会社 横浜八景島)

それらの深海生物は水圧や紫外線の影響もあり、もとの生息海域に戻すことが難しいです。

そこで「横浜・八景島シーパラダイス」では、ご厚意で漁師から譲り受けた深海生物たちを展示水槽で披露するほか、長期飼育が困難な種類は標本にして生態研究に役立てているといいます。

関東最大級! 50種500点以上の深海生物を展示

「深海生物まつり」では、関東の水族館では最大級となる50種500点以上の深海生物を展示中です。

深海生物展示(提供:株式会社 横浜八景島)

さらに、深海生物の生体に触れたり、実際に味わったりすることができる企画を通じて、深海生物の魅力を五感で体験できます。

希少な深海ザメの「深海生物冷凍標本タッチ」

八景島内の水族館「アクアミュージアム」では、深海生物であるミツクリザメやラブカなどの冷凍標本を展示しています。

深海生物冷凍標本タッチ(提供:株式会社 横浜八景島)

生体展示が難しく標本になったサメたちですが、標本として見ることも大変珍しい種。実際に深海サメに触れることができる貴重な機会です。

土日祝限定で「深海生物タッチ」も開催

水族館「アクアミュージアム」では、本イベント開催期間中の土日祝限定で、深海底引き網や刺し網で漁獲された大量の深海生物にさわることができる「深海生物タッチ」を開催しています。

深海生物タッチ(提供:株式会社 横浜八景島)

1日6回開催で、各回約20分間。参加費は500円で、定員は20名です。

ミツクリザメラブカメンダコなど、大小さまざまな深海生物約30種を触ることが可能。冷凍標本とは異なり解凍された標本なので、においや骨格なども観察できます。

参加者には、深海生物の生態についてよくわかるノベルティ冊子がプレゼントされるのだとか。

そのほか、深海にすむエビやカニ、サメなどの生態について、飼育員によるレクチャータイムも開催。レクチャータイム実施中は、実際に標本へのタッチができるそうです。

深海生物の標本と写真が撮れるフォトスポットが登場

自然の海の水族館「うみファーム」では、本イベントの開催期間中、深海サメであるアイザメ、フトツノザメ、エドアブラザメの骨格標本や、タカアシガニの標本が展示され、フォトスポットが用意されています。

タカアシガニ(提供:株式会社 横浜八景島)

深海ザメやタカアシガニの標本を、さまざまな視点から観察することができる貴重な体験をすることができます。

深海生物はどんな味?

さらに、うみファームでは、タカアシガニとオオグソクムシを食べることができるイベントを期間限定で開催しています。

2月11日までは平日はグリルで、土日祝日はBBQでそれぞれ提供。2月12日以降は全日、BBQで提供されます。うみファームキッチンか、島内のレストランSeafood & Grill YAKIYAで調理可能。タカアシガニは1杯4990円です。

タカアシガニ(提供:株式会社 横浜八景島)

オオグソクムシは1匹990円で、姿揚げでの提供。こちらはうみファームキッチンでのみ楽しむことができます。

オオグソクムシの姿揚げ(提供:株式会社 横浜八景島)

深海生物を五感で楽しめるイベント

「深海生物まつり」は、深海生物を「見る」「さわる」「知る」「味わう」といった多彩な体験ができる、冬だからこそのイベントです。

詳細や各企画への参加方法などについては、横浜・八景島シーパラダイスの公式Webサイトに掲載されています。

※2025年1月15日時点の情報です

(サカナト編集部)

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