『マインクラフト/ザ・ムービー』新予告編でストーリーが明らかに ─ 2025年GW日本公開決定
子供から大人まで絶大な人気を誇るゲームを始めて実写化する映画『マインクラフト/ザ・ムービー』が、2025年ゴールデンウィーク時期に日本公開されることが分かった。新たな予告映像も公開されている。
『マインクラフト』は、ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲーム。様々なプラットフォームで展開されると、2014年には「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定、2023年には世界売上本数が3億本を突破。クリエイティブ力や創作意欲をふんだんに刺激するとして小中学校の教材にも活用され、プログラミング教室教材としての使用で全国大会も開かれるなど、子供たちの主体性・創造力・探求心をはぐくむ未来の教材としても大注目。まさに世代性別を問わず、知らない人はいないのが”マイクラ“だ。
新予告編では、新たなキャラクターの登場や待望の物語の全容が明らかに。少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”のとある採掘場で採掘することを夢見ていた主人公のスティーブ。大人になり、憧れの採掘場で掘って掘って掘りまくった先で発見したのは、青く光る謎のポータルだった。
劇中に登場するポータルには実際のゲーム上にも存在するテレポート機能が備わっており、ポータルに触れたことで異世界へテレポートされてしまう。目の前に広がっていたのは、自分が考えたモノをなんでも創造することができる不思議な世界、“オーバーワールド”だった。
木々、湖、砦岩、蜂、オオカミ、ブタ…なにもかもが四角いブロック型の形状をしているこの世界では、指をポンと指すだけでブロックが創り出され、自由に組み合わせ“創造”することができる。創作意欲を掻き立てられ、この世界を謳歌していたスティーブのもとに、彼と同じく謎のポータルに導かれ突然現れたのは、お互い見ず知らずの4人組。「1989年の最強ゲーマーだ」と自称する、ピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレット(ジェイソン・モモア)と、わけもわからずテレポートされてきた謎の少年(セバスチャン・ユージン・ハンセン)や若い女性(エマ・マイヤーズ)、異世界に驚きを隠せない女性(ダニエル・ブルックス)は、スティーブの案内により、なんでもアリの“オーバーワールド”の驚きの全貌を目にしていく。
スティーブが建てたと思われるデカデカとした鳥のオブジェが印象的なブロック状のチキン屋では、少々残酷ながら、鳥にマグマをかけるだけで丸焼きチキンの出来上がり。そして彼らに襲いかかる、気球に乗って武器を振りかざすブタの大軍や、夜になると現れる火の槍で攻撃してくるスケルトンやゾンビたち。このあまりにも魅力的な世界を壊そうと目論む敵に立ち向かうため、大量の爆弾や工具が備えられたアイテム倉庫で、スティーブたちはブロック状の剣をはじめとした武器や防具を創っていく。
さらに、彼らをテレポートしたポータルが“エンダーパール”だと明かされ、投げた場所へテレポートすることができると知り、試さずにはいられなかったギャレット。ハイテンションでテレポートを行うが、なんとそれが「ラス1だったけど、気にすんな」と軽々と明かされ…?
果たして現実世界へ帰る道は残されているのか? 彼らに襲い掛かる、四角い敵たちの目的とは一体?“マイクラ”で親しまれているゴーレムや村人、ゲーム上の設定と同じく拠点に松明を置かないと襲ってくるスケルトンやゾンビなどの大人気キャラクターの登場はもちろんのこと、クラフト要素とアクション要素の両方の展開も描かれている。
ゲームの映画化として世界的に大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)でクッパの声を演じたジャック・ブラックが演じる、物語の主人公スティーブ。マイクラの世界でスティーブは水色のシャツを着たプレイヤーの初期デフォルトスキンとして知られ、ゲームの設定同様、今作でも水色のシャツを着ている。
ピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレットを演じるのは、『アクアマン』シリーズ、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のジェイソン・モモア。アクション全開の作品イメージが強いモモアは、今作でも力技で“創造”していくシーンが収められており、ドタバタ冒険劇をひっかき回す重要なキャラクターとなりそうだ。
そして関係性が明かされない3人の登場人物たちを演じるのは「ウェンズデー」で一躍注目されたエマ・マイヤーズ、『カラーパープル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたダニエル・ブルックス、『黒い司法 0%からの奇跡』のセバスチャン・ユージン・ハンセンら。
『マインクラフト/ザ・ムービー』は2025年ゴールデンウィーク、全国公開。