上越市大手町の榊神社に「茅の輪」初お目見え 期間限定の御朱印や茅の輪守りも
新潟県上越市大手町の榊神社(足利浩之宮司)に、カヤで作った直径2mの「茅の輪」が今年初めてお目見えした。2025年6月30日午後4時からは「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の神事が執り行われる。茅の輪は社殿前の参道に設置されており、7月5日まで誰でも自由にくぐることができる。
《画像:榊神社に今年初めてお目見えした茅の輪(6月7日撮影)》
「大祓」は6月、12月の末日に宮中をはじめ、全国の神社で行われる日本古来の伝統行事。半年の間、知らず知らずのうちに身についたさまざまな罪やけがれをはらって清める神事で、カヤで作った輪をくぐるとけがれや疫病がはらわれるとされている。
同神社はこれまで務めてきた宮司が高齢などの理由で退任。今年4月からは、同市北本町2の陀羅尼八幡神社の足利宮司が兼務している。陀羅尼八幡では毎年、地元各町内の氏子総代らにより、境内に茅の輪が設置されており、毎年この時期には地元のみならず県内外から多くの人たちが参拝に訪れている。今年は氏子総代らによって榊神社にも取り付けられた。
《画像:陀羅尼八幡神社の各町内の氏子総代らで設置した》
茅の輪は大きな竹の輪にカヤの束を縄で縛り、設置した竹の土台に縛り付けた。完成後は制作に当たった全員が茅の輪をくぐった。
《画像:完成後に茅の輪くぐりを行った》
期間限定の御朱印、玄関や家の中の壁や柱にかけてまつる茅の輪をかたどった「茅の輪守り」をそれぞれ500円で頒布している。時間は午前9時〜午後5時。なくなり次第終了。
《画像:限定の御朱印や茅の輪守は各500円で頒布》
同神社の神職、足利浩武さん(27)は「茅の輪で心身の罪けがれを払い落とし、残り半年を健康に過ごせるよう、多くの方にくぐっていただけたら」と話している。
榊神社、陀羅尼八幡神社、春日神社で「高田三社茅の輪巡り」
榊神社、陀羅尼八幡神社、春日神社(同市本町1)の合同企画、「高田三社茅の輪巡り」も実施している。茅の輪を巡り、専用の台紙に本殿に置かれたスタンプを押印すると記念のステッカーが進呈される。春日神社は6月22日開始。記念品交換は榊神社。
問い合わせは榊神社025‐523‐5276( tel:0255235276 )。公式インスタグラム( https://www.instagram.com/sakaki_jinja_official/ )。