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神戸の新港第一突堤に現れた謎の「寝そべるベンチ」を調査してきた 神戸市

Kiss

関西最大級の次世代アリーナ『ジーライオンアリーナ神戸』やラスイートグループが手がける新施設『ラスイートルパンビル』の開業で盛り上がりを見せている神戸ウォーターフロントエリアに、「寝そべってOKなベンチ」がいつの間にやら登場していたことをご存知でしょうか?

噂のベンチが設置されているのは、新港町にある『新港第一突堤』。

神戸っ子的には『神戸みなと温泉 蓮』のあたり、と聞けば想像しやすいと思います。ちなみに新港町界隈は、近年「ニューシーポート」エリアと呼ばれており、神戸の“海側”における再開発の中心的エリアでもあります。

三宮の駅前エリアから訪れる場合は、京町筋をまっすぐ南下して、みなと温泉 蓮へ向かってください。蓮さんの自動車用入口の右手側から第一突堤に入ることができます。

第一突堤の先端部を目指して進んでいくと、間もなく「NEW SEA PORT」の看板が目に入ります。

ベンチの付近には世界的ストリートアーティスト『M.CHAT(ムッシュ シャー)』が描いた、約30m×15mの巨大なアートもあるので、そちらを目当てに訪れるのも悪くありません。

お待たせしました、ここから実際にベンチを使用してみた記者が、その使用感をレビューしていきたいと思います。

第一印象は……「DIY感がすごい!」。

実際はすのこではなく、「木製パレット」が使用されています

ホームセンターで「すのこ」と「人工芝」を買ってきて作ったんじゃないかと思うビジュアル。正直、少しだけ動揺しました(笑)。

しかし、よくよく見てみると、背もたれの部分に程よい傾斜を持たせていたり、座面の人工芝が分厚かったりと、座る人(寝転ぶ人)のことを考えたデザインになっています。良い仕事してますねぇ~。

162cmの記者が寝転んだら、けっこう余裕がありました。180cmを超えると手狭に感じるかも

いざ寝転んでみました。

ソファみたいにふかふか、ということは当然ながらありません。が、造りはしっかりしているので体を預けることに不安はなく、意外と悪くない……?というのが正直な感想です。

ただ、屋根やパラソルといった気の利いたものは用意されていないので、ごろんする時は汚れても構わない服で訪れることを激しくオススメしたい。

しかし、ベンチから眺めるオーシャンビューは最高です。メリケンパークや神戸ポートタワーがバッチリ見える「これぞ神戸!」な景色を望みながら、憩いの時間を過ごしてみては?

ちなみに、ベンチのお隣には青色に着色された木製パレットの山が。

「新港第一突堤に、木製パレットを設置する実証実験」という字面がなんだかおもしろい…(笑)

注意書きが掲示されていたので読んでみると、こちらのベンチやパレットの山の正体は、『神戸ウォーターフロント開発機構』による実証実験でした。イベントスペースとして貸出も行っているみたいですね。

劇場型アクアリウム『アトア』もあります

結論として、ベンチだけを目的に第一突堤まで足を運ぶのはやや不毛だと思いますが、ワンちゃんの散歩で訪れたり、周囲のおでかけスポットに遊びに行った時のついでに立ち寄ると、少し得した気分になれるかもしれません。


場所
新港第1突堤西側
(神戸市中央区新港町1)

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