誰もが住みやすいまちに 国際女性デーで啓発
国際女性デーを記念したイベントが3月17日、横浜市庁舎アトリウムで開催された。誰もが住みやすいまちづくりを目指して実行委員会と横浜市男女共同参画推進協会、横浜市、横浜市会女性議員有志の共催で行われたもの。
会の冒頭、集まった約20人の女性議員がステージに登壇し、党派を超えたリレートークを実施。1人ずつマイクを回しながら、子どもの貧困やヤングケアラーなどの社会問題をはじめ、仕事と子育てを両立する苦労や議員になったきっかけなど自らの経験談をふまえながら熱い想いを語った。現在、横浜市会議員は86人中23人が女性議員。副議長で中区選出の福島直子市議によると、過去最多の占有率(26・7%)になったことから今回の企画を実施したという。
会場では東京パラリンピックの開会式に出演した岩崎花奈絵さんら障害がある人たちのピアノコンサートや女性ユニットのジャズ演奏、女性の住まいの課題を考える講演などが行われた。
国際女性デーは国連が1975年、3月8日を社会や文化、政治面などでの女性の活躍や権利を認識する日として制定。世界中で啓発活動やイベントが行われている。